2011年10月6日木曜日

コマ入れ成型脚のテーブル

相当な苦戦をして。

画像が作業の途中からになっちゃったけど。
先日のコマ入れ成型の脚が、テーブルの角に45度に傾いてツラで納まる。
金物でジョイントするから、先に金具を仕込んでそれぞれに番号を振って仮組みし、カットする墨を引く。

カットは、大きな天板を機械に載せるのも大変だから、手鋸で。下手に機械を用意してどうこうよりも絶対早い。


ごく一般的なレッグジョイント。


天板裏に大きな面を取る指示だけど、脚の根元でゼロにするということ。
図面じゃ詳細も不明で、サンプルの提供もないから自分で検討。

端材を実際に削ってみて確認する。やはり原寸モデルでの確認が必須。おそらくはデザイナーさんも曖昧だと思う。
ちなみに、たとえ刃物を作ってNCで加工しても、図面のようには加工できない。何度もNCを通すか、結局手加工するか、どちらにしてもコストダウンが難しい。


モデルで確認し、実際に加工を。
特殊で大きな面だから、加工が大変。刃物を作っても、こんな大きな刃物をハンドルーターで回すなんてとっても危険。

ところで、僕らは危険とわかっていても、ヤルことは多い。商売道具の指を賭けることもある商売。

話戻って。
写真は試しの測定材。小さな刃物を、墨に合わせてセットし、実物を加工する。


機械の刃物の深さと、木端面からの距離をいちいち合わせながら、何度も何度も通す。


うまいもんでしょ。
決して難しいことではないし、家具屋ならだれでもやれるだろうけど、実際やったことがある人はそんなに多くないのでは。

これを実際の天板にうつして。
機械でやれるぎりぎりで加工を止めている。

ということは、残すところ手加工。

で、加工を終えたところ。
この面が逃げていくところは、面のアール自体が変化していくから単一の刃物じゃ加工できないのだ。

こうやって荒く加工したものを、キレイに仕上げるのは莫大な労力。




表を向けたら、そんなに苦労の跡が見えないのが残念。

ところで、この天板がまた珍しい。
幅35ミリの一本モノを24本矧ぎ合わせ。相当な手間で特注の集成だから、かなり高価。

面白い表現だと思う。


さあ、後は塗装だ。

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