2011年6月16日木曜日

来客たくさん

今日はたくさんの人が工場を訪ねてきた。


朝一番で、工場の大家さん。
大家さんは、付き板屋というか、合板屋というか。もうあんまり商売をしていないらしいのだが。

この前、いつもお願いしている化粧合板屋さんに聞いたら、旭川では草分け的な人だよと聞いていて。そもそも、ベテランさん達から昔話を聞くのが大好きな僕。
朝からしばらく、話を聞かせてもらった。

実は旭川の街中のビルで家具の小売もやってたとか、あの会社とはずいぶん仕事したとか、あの頃は結構儲かったとか、でも後でだいぶ引っかかったとか。

また今度話してくれると言って、帰っていった。

そして今度は、ボール盤の修理に機械屋さん。
そうそう、ボール盤はまさかのモーターいかれてお亡くなりに。代わりをお願いしたら格安で手配してくれた、有難い!


昼頃には、エフドライブさん。業界の大先輩。
今作ってるソファについてコメントもらって、他にもいろいろコツとか、お客さんの持っている要望のパターンとか、生の貴重な経験からの助言を惜しみなくしてもらった。
こんないい先輩が近くにいることが旭川で家具作りをするいいところ。感謝。


夕方には、元の同僚が仕事の後によってくれて。ソファーメーカーで働いている彼女、ちょうどいい時に来るもんだ。


もうだいぶ夜になってから、同業の仲間が仕事後に登場。


とまあ、沢山の人たちが来てくれる楽しい工場です。

2011年6月15日水曜日

オリジナルソファ 2

ソファの下地を仮組み。




そして足まわりも完成。一回目の塗装済み、乾燥中。


今日はNHK北海道さんの取材付き。このソファの製作状況を取材してもらった。


さて、後は張りあがりを待つのみだ。

2011年6月14日火曜日

オリジナルソファ

初めてのソファの開発。

かなりの時間をかけて設計したもの。いよいよ製作開始。


座枠。


背、骨組み。


合板でふたをして。


クッションを張りこむところとジョイント部分の見切りに部材を後付け。ボルト穴を仕込んで。

アーム下地。


見せ場の一つ。手間を惜しまず。


細かい最後の寸法に悩む。
逃げの無いデザインなのだ。
張り布の厚み分で2ミリ引くか3ミリ引くかとか。

後は脚廻りだ。完成が楽しみ。

2011年6月13日月曜日

MONA  designed by Aya Yoshimoto

札幌のデザイナー Y.IMAGINEの吉本 亜矢さんの新作チェアの試作を製作させていただいたのだが、今月10日から旭川家具展の26日頃まで、旭川のINTERNIで展示されているそうです。

時間のある方はぜひ見に行って下さい。


僕の持っている写真で少し紹介。
シャープなサイドシルエットと、肘と貫を前後の足で挟み込んだ変わった構造の椅子。アームと足の納まりは手加工が多く、製作は苦労した。ぜひ見てほしいポイント。
大きめのサイズでどっかりと座れる。


6月初めの東京の展示会にも出品して、良い評価だったそうです。

2011年6月8日水曜日

北海道産のナラ無垢 一枚板

木材屋さんが、ナラの耳付きのいいのがあるよって言ってくれた。

でも、あんまり余裕ないから梱包一個全部はキツイよって言ったら、バラでもいいよって。

せっかくなので見に行った。
梱包をバラして一枚ずつ見て。

で、あんまり乗り気じゃなかったけども思わず買ってしまった。


見てたらワクワクしちゃって全部欲しくなっちゃうけど、ぐっとこらえて4枚だけ購入。

節の感じも素晴らしい。とても力強くて存在感を放っている。
北海道にもまだあるんだな。道産と聞くと、なおさらに親しみを感じてしまう。


まだ売るあてはない。カウンター等に最適と思う。
希望の方は連絡を下さい。この素晴らしい素材を活かした最高のものをお作りします。

2011年6月7日火曜日

台を製作。

一枚板をシャープに加工。

このくらいなら半日で。
明日には着色、塗装。すごくきれいなナラの板目だし、楽しみだ。

2011年6月6日月曜日

アリ組加工

引き出し付きスツールを製作中。
実はかなり納期を待ってもらっていて、大変申し訳ない思いで作っている。


デザインは、前の椅子に続いてmonokraft.。
自分ではなかなかやらない加工や構造を要求されるから面白い。デザイナー自身が相当研究しての要求だから、応えたくなってしまう。

本体。良く見ると変わった構造だけど、詳しくは別の機会に。


引き出しはアリ組に。
量産工場のようにダブテールマシーンなんてないから、コツコツと。

できるかぎり機械加工で。

側板。

向こう板。
先に加工した側板に合わせて加工する。
機械は真っ直ぐ切るだけ。角度定規を正確に作り、機械のストッパーをセットするのは人間。
0.1ミリ程度の精度で加工している。ストッパーを金槌でトンと叩いたり、紙一枚挟んだりして調整。
若いころは仕口が空くのを恐れてキツめにしがちだが、接着剤を入れて組み立てる時に地獄を見たりする。きつくて締められなかったり、割れたり、締めすぎて材がつぶれたり。
ピッタリがいいのだ。手で入れて、スッと入るくらいが。


向こう板は通しアリ、前板は包みアリ。仕口が違うところがやりがいがある。ダブテールで加工するとこんな感じで終わりなのだが、僕のほうはオーソドックスな仕口にしなくては。

胴つきをルーターで加工。
最後はもう手加工しかない。まずは墨付け。

手のみで仕上げ加工。


アリは角があって、普通ののみでは削れない。だから、のみの横を削ぎ落して使うのだ。

できた仕口。キレイでしょ?


仮組み。
前板と向こう板。



ホントに楽しい。


でも時間はかかっちゃうけど。

サイトーさん(僕の師)の、「引き出し3杯くらいにいつまでかかってんのよ」って声が聞こえてきそうで。

「いや、かかるんだって」って、心でつぶやいたり。


こういうかっちりしたいい仕事は、あんまり時間に追われたり、夜遅くにやるものじゃない。
さらに言えば、自分の集中力が一番高まりやすい時間帯にやるべき。僕なら、10時ころから15時までが最もコンディションがいい。


実は、家具屋ってどこでもこんなに楽しい家具製作をやっているわけではない。
だからやっぱり、感謝して楽しんで、いいものを作らないといけないなと思う。