2017年5月22日月曜日

9回目 木工キャンプ

最近、頑張ってブログの更新をこまめに。
なんだかんだ多くの方々に見ていただいていて、楽しみにしていると聞くと嬉しくて。


木工キャンプが無事に終了。
今年は3日間とも最高の天気で。

なんと、もはや9回目。
10年は継続しようと言っていたのが、とうとうここまで。
多くの方々の献身的な運営によって継続できている。

僕は、初回は勤め時代。
実行委員に入ったとの報告を社長にする事だけでも大きなハードルだった。
嫌な思いがいつもつきまとって。

2年目は、独立直後。
その後もしばらくは運営にもできるだけ関わって。
セルフデザインの方向を持っていたうえに、直販を目指しているのでバイヤーなどとのマッチングもほとんど求めていない僕。
同世代の活動的な人たちと出会いたいだけのために。

その後、スタッフが増えて会社にしてからは、どんどん運営に関わることができなくなってしまった。

もうその年のうちに実行委員会を結成して会議を重ねていく。
明日、明後日の出荷のためにスタッフ全員夜なべしている時に、なかなか翌年のキャンプの会議に出ていけなくなってしまう。


自分のキャリアとともに経験してきた木工キャンプ。
10年目以降をどうしようという話がいよいよ現実的になてくる。

本当は、10年やろうなんて言って10年後は永遠にこないと思っていた。



IFDAも、僕は旭川に来た1999年が初めてで、10回30年継続を言っていた。
今年、10回目。
18年後が本当に来るなんて思っていなかったんだ。

その間、試作の製作担当というものづくりの最前線で関わってきた。単なる製作担当者から、製作を請け負う経営者に立場は変わっても、身を切る思いで苦しくも立ち向かってきた。
その分、このイベントも試作に立ち向かった他社やその担当者、そして旭川の業界に心から愛情と誇りを持つようになった。

しかしやはり、11回をどうしようという話に。
誰がどこで議論をしているのかわからないが、なんだかもう終わりみたいという雰囲気を感じてた時に、近藤さんが立ち上げた歴史探求会が発足。
その勉強会と議論を通して、家具組合で非公式のIFDA検討会が立ち上がって検討委員に呼んでいただいた。
そしてやっぱり、運営がどうのこうの、内容がどうのこうのと紛糾。

しかしどうしても、一点を明確にして欲しくて。

「大先輩がたは10回30年やりきった、区切りだとか、あとは若い奴が勝手にやればいいみたいな言いようで、とにかく不安なんです。ずっと継続してきた大事な財産を、乱暴に止めてしまうんじゃないかと心配でならないんです。まずは業界トップのお二人が、IFDAの継続を宣言してください」

と会長と理事長に懇願。
「誰がそんこと言ったのよ、そんな風には言ってない」
と怒られつつも、
「だってそう風に感じてるんですもん」

と応酬。

その後の組合の会議か何か公の場で、会長がIFDAの継続を宣言してくれた時は本当に嬉しかった。


自分の事業も、産地の事にしても、とにかく重要なことは何でも継続すること。

木工キャンプも、運営に貢献できていない負い目があるが、10回と言わずに何とか継続していきたい。







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