今日もお客さんと打ち合わせ。
僕のお嫁さんの、元の職場の方。
新築のご自宅に招いて頂き、楽しく打ち合わせを。
隣のカフェでランチもご一緒して。
品物を製作することも楽しみだけど、納品でまた伺うことも楽しみで。
夜中までやってツライ時もあるけど、楽しいことばかりのこの仕事。
日本中で、家具屋が身近にいて、気軽に家具のオーダーの相談を出来る人はそんなに多くないはず。
ぜひそんな機会を利用して欲しいと思う。
さて、明日からのGW、赤印だけは休みたいと思う。
年明けから一日休んだのは2日間くらいだけだから、少しゆっくりと、長い時間家族と過ごしたい。
可愛い娘たちの小さな今の時間を共有したい。
2012年4月28日土曜日
2012年4月27日金曜日
丸棒
明日から、GCWの家具を納めさせて頂いた石山工務店(インターデコハウス)のモデルハウスが公開になります。ぜひ脚をお運びください。
詳しくはこちら
丸テーブルの製作中。
天板の板はぎに大苦戦し、いよいよ脚の製作。
だいぶ悩んだが、丸脚を合わせることに。
丸棒は普段は木地屋さんに外注なのだが。
今回は以前からやってみたかった方法で自分で作ってみることに。
角の棒をジグに固定。
そしてルーターで。真っ直ぐに通して、少し回転させて、また真っ直ぐ通す。
何回も何回も、一周するまで。
お疲れさま。
うまくいった。
といっても、ジグの下にゴミが入ってしまうし、なかなかコンマ何ミリって精度が出ない。
ルーターの刃物が当たるのもほんの一点のみだからか、逆目はない。
でも研磨はかなりかかりそう。ということは、仕上がりの精度が安定しないということ。
今回のテーブルでは、脚の太さ自体はそんなに精度がいらないので、このまま実製作にはいる。
今日は双子の男の子のいるお客さんと姿見の打ち合わせを。
双子と聞くと、なぜか非常に親しみを感じてしまう。
その上、一生ものにしたいとの想いでGCWを選んで頂き。
姿見は、オリジナル商品として開発したいと思っていたところだったし、良いものにして喜んでもらいたいと俄然気合いが入る。
詳しくはこちら
丸テーブルの製作中。
天板の板はぎに大苦戦し、いよいよ脚の製作。
だいぶ悩んだが、丸脚を合わせることに。
丸棒は普段は木地屋さんに外注なのだが。
今回は以前からやってみたかった方法で自分で作ってみることに。
角の棒をジグに固定。
そしてルーターで。真っ直ぐに通して、少し回転させて、また真っ直ぐ通す。
何回も何回も、一周するまで。
お疲れさま。
うまくいった。
といっても、ジグの下にゴミが入ってしまうし、なかなかコンマ何ミリって精度が出ない。
ルーターの刃物が当たるのもほんの一点のみだからか、逆目はない。
でも研磨はかなりかかりそう。ということは、仕上がりの精度が安定しないということ。
今回のテーブルでは、脚の太さ自体はそんなに精度がいらないので、このまま実製作にはいる。
今日は双子の男の子のいるお客さんと姿見の打ち合わせを。
双子と聞くと、なぜか非常に親しみを感じてしまう。
その上、一生ものにしたいとの想いでGCWを選んで頂き。
姿見は、オリジナル商品として開発したいと思っていたところだったし、良いものにして喜んでもらいたいと俄然気合いが入る。
2012年4月25日水曜日
接着剤
接着剤を何使ってるかは、家具屋は気になるところ。
アメリカのタイトボンドが素晴らしいとのウワサをよく聞くが。
粘度がとても低くて流れるようだった。
接着層がどう見えるかも気になるし、試験しながら導入を検討してみる。
現在使用しているのは。
フラッシュ用は何でもいいとして。
椅子などの接着はコニシ SH20.
万能で接着力も強く、かなり信用している。採用している会社はとても多いのでは。
ただ、うちで使っているのは、少し粘度の低いSH20Lというもの。
ただ、耐水性だけが強くないのだ。
無垢の天板の矧ぎは、オーシカ PIボンド。光洋産業 KRボンドと性能は同等と思われる。
耐水性が高くて、接着層に弾力があって、無垢の動きについていく。らしい。
だから、テーブルトップには耐水がほしいので、PIボンドで。
ボンドによって耐水性がどう違うかの実験。
色が付いているのが、普段使用のSH。白がPI。
2日間程度乾燥させたので、カチカチ。
水を垂らして1時間くらい放置。
指でそっと撫でてみる。
SHは溶けてさらさらに。
PIはまだしっかりと固い。
全くといっていいほどの違い。
さて、耐水性があるということは。
組み立て中にはみ出したのりが乾いてしまったら、もう洗えないということ。
そしてこの接着剤は2液性。混合後の可使時間は、わずかに数十分。それ以降はガクッと接着力が落ちる。混合もしっかりと計量する必要がある。
無垢は全部KR、もしくはPIという会社。
たとえば椅子組みの時、休憩までの時間は2時間のはず。それまでの間に3回はのりの調合と古いものの廃棄をしなくてはいけないはずだが、どうだろう。
耐水以外は抜群の性能を持つSH20。価格も安い。
フラッシュも全部同じ酢ビといのは論外だが。
適材適所でやっていきたい。
アメリカのタイトボンドが素晴らしいとのウワサをよく聞くが。
粘度がとても低くて流れるようだった。
接着層がどう見えるかも気になるし、試験しながら導入を検討してみる。
現在使用しているのは。
フラッシュ用は何でもいいとして。
椅子などの接着はコニシ SH20.
万能で接着力も強く、かなり信用している。採用している会社はとても多いのでは。
ただ、うちで使っているのは、少し粘度の低いSH20Lというもの。
ただ、耐水性だけが強くないのだ。
無垢の天板の矧ぎは、オーシカ PIボンド。光洋産業 KRボンドと性能は同等と思われる。
耐水性が高くて、接着層に弾力があって、無垢の動きについていく。らしい。
だから、テーブルトップには耐水がほしいので、PIボンドで。
ボンドによって耐水性がどう違うかの実験。
色が付いているのが、普段使用のSH。白がPI。
2日間程度乾燥させたので、カチカチ。
水を垂らして1時間くらい放置。
指でそっと撫でてみる。
SHは溶けてさらさらに。
PIはまだしっかりと固い。
全くといっていいほどの違い。
さて、耐水性があるということは。
組み立て中にはみ出したのりが乾いてしまったら、もう洗えないということ。
そしてこの接着剤は2液性。混合後の可使時間は、わずかに数十分。それ以降はガクッと接着力が落ちる。混合もしっかりと計量する必要がある。
無垢は全部KR、もしくはPIという会社。
たとえば椅子組みの時、休憩までの時間は2時間のはず。それまでの間に3回はのりの調合と古いものの廃棄をしなくてはいけないはずだが、どうだろう。
耐水以外は抜群の性能を持つSH20。価格も安い。
フラッシュも全部同じ酢ビといのは論外だが。
適材適所でやっていきたい。
2012年4月23日月曜日
北見 納品
北見へ納品に行った。
ダイニングセットと、センターテーブル。
ダイニングテーブルは小振りの1100サイズなので、幕板は三角形に出来ずに2本を通した。
センターテーブルは、天板にわずかに曲線を取り入れてみた。
自分で作ったものとはいえ、やっぱりいいな。
床のフローリングも、北海道産のナラの無垢クリア。節あり。
他の家具も無垢のものばかりで。
ストーブは薪ストーブ。
クライアントご夫妻も、やはり柔らかくて優しい雰囲気。
とても気持ち良く仕事をさせて頂きました。
ありがとうございました。
そしてソファもオーダーして頂き。
僕自身、以前製作したソファも気に入っていて、他にご検討して頂いているお客様もいるのだが。
それとは別に、木製フレームのソファも製作してみたいと思っていたところ、ちょうどそのようなイメージということで、僕のオリジナルの開発と合わせてやらせて頂くことに。
なので、5月中を目標に、ソファの試作を2本やる予定。
とても楽しみだ。
情熱を注いで、自分もお客さんも満足してもらえるようなものを作り上げたい。
2012年4月19日木曜日
人生の節目
ソファの横に置く、引き出し付きのちいさなテーブルの製作。
天板はこれから加工。
脚は25角、細すぎるか少し心配したけど、問題なさそう。
下の棚はあえて少し上にあげて。足元を多く取ってスッキリ見せたくて。
小さいテーブルも大きいテーブルも、製作時間はあまり変わらないもの。
少し割高に感じてしまうかも知れませんがご了承ください。
さて、いつの間にか過ぎてしまったけど、人生の転機となった日がふたつ。
13歳の時、父が死んだ、たしか3月23日。
13年前、旭川に渡って家具屋人生が始まったたしか4月12日。
父の死は、僕らの価値観を完全に崩壊させた。
学歴や、「立派な職業」につくことよりも、自分が好きなことをしていきいき生きる事が家族と自分を幸せにすると思った。
ものづくりを職業にしようと決めたきっかけであり、家具屋としての僕の人生は彼の死と引き換えたとも言える。
しかしその後、家族も崩壊を経験することになる。
渡旭によって、僕の人生は再スタートした。
青春を謳歌しようとばかり思っていたし、木工だけで人生を勝負することに不安もあった。
しかし自分とは無関係と思っていたデザインということを木工と合わせて考えた時、ずっと暗闇の中にいた僕の前に、まさに光が射して進むべき道が照らされているような感動を覚えた。
悲しかったことも苦しかったことも、楽しかったことも、全部が絶妙なバランスで僕を支えている。
そして幸運にも、簡単には上手くいかない状況が僕をゆっくりと確実に強く成長させてくれる。
道に迷わないためにも、時には自分の背景を思い出すのもいいと思う。
天板はこれから加工。
脚は25角、細すぎるか少し心配したけど、問題なさそう。
下の棚はあえて少し上にあげて。足元を多く取ってスッキリ見せたくて。
小さいテーブルも大きいテーブルも、製作時間はあまり変わらないもの。
少し割高に感じてしまうかも知れませんがご了承ください。
さて、いつの間にか過ぎてしまったけど、人生の転機となった日がふたつ。
13歳の時、父が死んだ、たしか3月23日。
13年前、旭川に渡って家具屋人生が始まったたしか4月12日。
父の死は、僕らの価値観を完全に崩壊させた。
学歴や、「立派な職業」につくことよりも、自分が好きなことをしていきいき生きる事が家族と自分を幸せにすると思った。
ものづくりを職業にしようと決めたきっかけであり、家具屋としての僕の人生は彼の死と引き換えたとも言える。
しかしその後、家族も崩壊を経験することになる。
渡旭によって、僕の人生は再スタートした。
青春を謳歌しようとばかり思っていたし、木工だけで人生を勝負することに不安もあった。
しかし自分とは無関係と思っていたデザインということを木工と合わせて考えた時、ずっと暗闇の中にいた僕の前に、まさに光が射して進むべき道が照らされているような感動を覚えた。
悲しかったことも苦しかったことも、楽しかったことも、全部が絶妙なバランスで僕を支えている。
そして幸運にも、簡単には上手くいかない状況が僕をゆっくりと確実に強く成長させてくれる。
道に迷わないためにも、時には自分の背景を思い出すのもいいと思う。
2012年4月16日月曜日
組み手
組み手を仕上げて。
完璧な仕口加工。
プロだから出来て当たり前とも言えるけど、じゃあやってみるという家具屋は多くないと思う。
もう少し早く作れるようになりたいけど、お客さんにはあまり関係ない話。
いいものを作れたと思う。
完璧な仕口加工。
プロだから出来て当たり前とも言えるけど、じゃあやってみるという家具屋は多くないと思う。
もう少し早く作れるようになりたいけど、お客さんにはあまり関係ない話。
いいものを作れたと思う。
2012年4月15日日曜日
簡単って、難しい
無垢材の組み手。
若干変形しているけど、つまりは五枚組み。デザイナーさんの指示。
汎用機を駆使して、隅は手のみで加工。もう最高級の集中力で。
この普通の組み手、理屈は簡単だけど、実はすごい難しい。
どこにも逃げが効かないのだ。
空くのを恐れてきつめにすると、幅方向に楔を打つようなものだから割れが入ってしまう。
もちろん、機械のセットを0,1ミリ間違えたら、その分だけ確実に空く。
また、無垢の材は、板はぎして仕上げたばかりといっても、まず多少は反ったりしている。
そんなことも考慮して加工方法を吟味し、正確に加工する。
コツはといえば、「逃げ」を考えずに真正面から覚悟を決めて、ビッタリに加工すること。
組み立ては大変。二方向から締めないといけないし、組み手の一枚一枚を締めつけたい。
快感。
楽しいな木工、家具製作!
若干変形しているけど、つまりは五枚組み。デザイナーさんの指示。
汎用機を駆使して、隅は手のみで加工。もう最高級の集中力で。
この普通の組み手、理屈は簡単だけど、実はすごい難しい。
どこにも逃げが効かないのだ。
空くのを恐れてきつめにすると、幅方向に楔を打つようなものだから割れが入ってしまう。
もちろん、機械のセットを0,1ミリ間違えたら、その分だけ確実に空く。
また、無垢の材は、板はぎして仕上げたばかりといっても、まず多少は反ったりしている。
そんなことも考慮して加工方法を吟味し、正確に加工する。
コツはといえば、「逃げ」を考えずに真正面から覚悟を決めて、ビッタリに加工すること。
組み立ては大変。二方向から締めないといけないし、組み手の一枚一枚を締めつけたい。
快感。
楽しいな木工、家具製作!
2012年4月14日土曜日
和平成立
小振りのダイニングテーブル THREE。1100×800のコンパクトサイズ。
THREEは三角の幕板が特徴だが、間口が狭いので一体型に。特に問題も無くスッキリだ。
その代り組み固め、分解式ではないので輸送コストはかかる。ただ、自社納品なので関係もなく。
北見に嫁ぐ。納品が楽しみだ。きっと喜んで頂ける。
最近はいろいろあって。
僕は夜は遅いことが多いので、朝、子どもを保育園に見送ってから工場に出る。だから、だいたい八時半ころに工場に着く。
そのことはもうずっと前から言っているのだが。
八時前から着信があって、20分ころに電話に出たのだが、資材配達のドライバーがもう40分くらいも待ってるんだぞと電話口で怒鳴る始末。
そしてまだ雪の残っている工場前に資材を置いていきたいとのこと。
前もって言ってある時間前に何言ってるとこちらもうろたえる。
そのうえ大事な資材を雪の上に放置したい意向も異常。沢山の往来がある前で、外に放置してある資材で高級家具を製作していると宣伝するようなもの。そもそもそちらの商品をそのように扱うこと自体が無神経。
じゃあ取りに来いとか言って電話を切る有様で。
配達のドライバーが、順路を検討しながらスケジュールを組んで苦労して配達してくれていることは承知している。どこのドライバーもそうだが。
しかしこちらも超多忙のシングルプレイヤーだから、突然の外出も多い。
だから、お互い融通を効かせあってやりくりしようと電話番号を教えておいたのだが。
沸騰しそうな血を鎮めながら、担当の営業マンに電話。その営業マンは好きだし、取引を停止にはしたくはないが、まずは経緯を伝えて。
とんでもないことだと謝罪を受けたので、とりあえずはその資材を入れてもらうことに。
昼頃に資材は到着したが、まさかのドライバーと口論。
俺は悪いと思ってないとか、俺に謝れっていうのかとかって、、。
自分のための仕事じゃなくて、相手のための仕事でしょうと諭すが。
何にしても、今後も気持ち良く配達して欲しいんだとの意向を最後に伝えた。
すると彼は予想外の提案を。
「じゃあ仲直りするか?!」
と右手を伸ばしながら。
がっくりと疲れを感じながら、握手を交わして「仲直り」は無事に成立。
いろいろな経験をさせてもらえる毎日だ。
もっと素敵な話もあったのだが、面白い話だけになってしまった。
2012年4月10日火曜日
ベッド納品
ベッドを納品した。
マットレスを合わせた画像を撮れなくて残念だが。
総無垢。道産ナラの着色オイル仕上げ。
鏡板の製作で思ったよりも苦労したけど、とても感じ良く仕上がった。
お客さんも喜んでくれて。
定番商品にしようと思う。
実はこのお宅は、少し前にオープンハウスをして頂いたお宅。
残念なことに、納めたテーブルの天板に割れが入ってしまって。
暖房が50センチも無いところに。
天板を触ると、熱が移っているのを感じるほど。
オープンハウスの最中に、ものすごい大きな音がして。
工務店の担当の方は外を見に行くほど。
まさかと思ってテーブルを見たら割れていた。
木材は、繊維の切断面から水分の出入りがしやすい。
その切断面をあぶると、当然収縮が。しかし、切断面に近いところだけが乾燥して収縮を起こし、離れたところは乾燥せずに寸法を守っている。
収縮したい先端部は、まだ収縮しない中央部が突っ張って、収縮力が内部を外側に引っ張る力に転じて材を引き裂くのだ。
その力は強力。昔は、大きな石を割るのに、まず小さな穴を直線状にあけ、そこに木の棒を挿して水を含ませ、木の膨張で石を割ったそうだ。木材の繊維の収縮、膨張の力は本当に強いのだ。
だから、この状況で割れてしまうのは当然なのだ。
このテーブルは家具センターで販売して頂いたのだが、説明不足だったのかもしれない。
基本的に家具センターは売りっぱなしでアフターもメーカー持ちなので、しっかりと無垢の家具の説明をするという意識が高くないのかもしれない。
なんにしても、お客さんが悲しむだろうことを思うと胸が痛む。
さしあたって引き渡し現在での割れは修理し、ほとんど気にならないように直したのだが。
来シーズンの冬本番の暖房で、おそらくまた割れると思う。
様子を見ながら、修理や改造して使い続けられるように関わり続ける覚悟だ。
あの素敵なご夫婦が悲しむ事を想像すると、僕も悲しくなる。
これ以上割れないように願うとともに、出来る限りのアフターをしていこうと思っている。
2012年4月4日水曜日
僕のこと
確か21か22歳のころ。
僕に魂に大きく影響した展示があった。
旭川デザイン協議会の展示だったか。
カンディハウス長原さん、言葉だけの展示。
「企業力はデザイン力」
中小企業の創業者が、企業力は技術力と言わないことがとても印象的だった。
恩師、西出先生も、言葉だけ。
「新しいタイプの職人の養成を目指す」
家具屋としての僕の進む道を見た気がした。
この「デザイン」が、単に表面的、意匠のことではないことは確か。
そして技術を疎かに考えている訳でもない。
というより、製造業者が、製造技術を追求することは当然で、もはや言うことでもないということ。
そして、そのように考える職人が、「新しいタイプの職人」だと思った。
だから僕は、技術力がどうこうとか、くだらないと思っている。
木工は難しいけど、簡単だし、なによりプロなんだから出来て当然。
お金があれば専用機械や刃物を作って何でもできる。
誰かが作ったものなら、自分が作れないとは思わない。
自分が作ったものが、自分しか作れないとも思わない。
同じように、デザインがどうとかも、くだらないと思う。
なんだか難しそうな製品も、なんかだ可愛らしい製品も、軽薄だ。
だけどやっぱり、「デザイン」がキーワードだ。
そう、表面に見えているものはほんの小さなものであって。
その背景、根本、本質、一番根底にあるものは、精神性、哲学、考え方、魂。
デザインすべきはそこなんだ。
僕に魂に大きく影響した展示があった。
旭川デザイン協議会の展示だったか。
カンディハウス長原さん、言葉だけの展示。
「企業力はデザイン力」
中小企業の創業者が、企業力は技術力と言わないことがとても印象的だった。
恩師、西出先生も、言葉だけ。
「新しいタイプの職人の養成を目指す」
家具屋としての僕の進む道を見た気がした。
この「デザイン」が、単に表面的、意匠のことではないことは確か。
そして技術を疎かに考えている訳でもない。
というより、製造業者が、製造技術を追求することは当然で、もはや言うことでもないということ。
そして、そのように考える職人が、「新しいタイプの職人」だと思った。
だから僕は、技術力がどうこうとか、くだらないと思っている。
木工は難しいけど、簡単だし、なによりプロなんだから出来て当然。
お金があれば専用機械や刃物を作って何でもできる。
誰かが作ったものなら、自分が作れないとは思わない。
自分が作ったものが、自分しか作れないとも思わない。
同じように、デザインがどうとかも、くだらないと思う。
なんだか難しそうな製品も、なんかだ可愛らしい製品も、軽薄だ。
だけどやっぱり、「デザイン」がキーワードだ。
そう、表面に見えているものはほんの小さなものであって。
その背景、根本、本質、一番根底にあるものは、精神性、哲学、考え方、魂。
デザインすべきはそこなんだ。
表現
ぼくはいつも、シンプルなデザインにしたいと思って設計している。
でもそれは、簡単にしているわけではなくて。
検討に検討を重ね、複雑に思考し、時には吐き気がするほどの沢山の選択肢のなかからシンプルな結論に落とし込むように。
雑誌のなかで素晴らしい言葉による形容があって。
シンプルを超え、有機的で洗練された(そして複雑な)シンプルを作る。
僕の目指している設計だ。
言葉も上手いな。
ところで、有機的なデザイン。
ゆるいカーブの多いデザインとの認識も多い気がするが。
有機体は、機能と形状が完全に一致している。
今はまだ直線的な設計を継続していきたいが、設計の腕が上がったらだんだんと曲線も使っていきたいとは思っている。
でもそれは、簡単にしているわけではなくて。
検討に検討を重ね、複雑に思考し、時には吐き気がするほどの沢山の選択肢のなかからシンプルな結論に落とし込むように。
雑誌のなかで素晴らしい言葉による形容があって。
シンプルを超え、有機的で洗練された(そして複雑な)シンプルを作る。
僕の目指している設計だ。
言葉も上手いな。
ところで、有機的なデザイン。
ゆるいカーブの多いデザインとの認識も多い気がするが。
有機体は、機能と形状が完全に一致している。
今はまだ直線的な設計を継続していきたいが、設計の腕が上がったらだんだんと曲線も使っていきたいとは思っている。
2012年4月2日月曜日
ベッド
ベッド製作中。
鏡板は先行して塗装。
そして組み立て、養生。
明日、金具の取り付け穴の加工をして塗装。
無垢の鏡板を入れたベッドをずっと作ってみたくて。
仕上げて組み立ててみるのが楽しみ。
今日は、昼に打ち合わせもあって。
地元の有力工務店さんのモデルハウスに家具を納入させて頂くことに。
地元の工務店の家に、地元の家具屋のインテリア。
こちらの今後もとても楽しみ。
鏡板は先行して塗装。
そして組み立て、養生。
明日、金具の取り付け穴の加工をして塗装。
無垢の鏡板を入れたベッドをずっと作ってみたくて。
仕上げて組み立ててみるのが楽しみ。
今日は、昼に打ち合わせもあって。
地元の有力工務店さんのモデルハウスに家具を納入させて頂くことに。
地元の工務店の家に、地元の家具屋のインテリア。
こちらの今後もとても楽しみ。
2012年4月1日日曜日
オープンハウス
新築のお宅にダイニングセットを納品させていただき、今日と明日はそのオープンハウス。
一般的には、工務店さんの引き渡し前なので家具などは搬入していなことが多いのだが、お客さんにオープンハウスの時に一緒に展示させてほしいとお願いしたのだ。
お客さんから工務店さんにお話しして頂き、工務店さんの取り計らいで僕も現地でプロモーションさせてもらえることに。
素敵な家に入れてもらえると、僕の家具もより良く見える。
と同時に、質の良い家具が入っていると、住宅もより素敵に見えると思う。
そして一日そばで自分の家具を見ていて、自分でも見とれてしまうのは親バカ現象と同じだろうか。心込めて作った愛する家具が、それ用にペンダントライトを吊るして迎え入れてもらっているのを見ると、言いようのない嬉しさに満たされる。
このお客さんには、ベッドもオーダーして頂いていて現在製作中。
早く製作して見て頂きたいし、僕も早くインテリアに合わせてみたくて、工場に戻って製作の続きを。
なにもかもが楽しくて、ただ時間が足りない毎日だ。
一般的には、工務店さんの引き渡し前なので家具などは搬入していなことが多いのだが、お客さんにオープンハウスの時に一緒に展示させてほしいとお願いしたのだ。
お客さんから工務店さんにお話しして頂き、工務店さんの取り計らいで僕も現地でプロモーションさせてもらえることに。
素敵な家に入れてもらえると、僕の家具もより良く見える。
と同時に、質の良い家具が入っていると、住宅もより素敵に見えると思う。
そして一日そばで自分の家具を見ていて、自分でも見とれてしまうのは親バカ現象と同じだろうか。心込めて作った愛する家具が、それ用にペンダントライトを吊るして迎え入れてもらっているのを見ると、言いようのない嬉しさに満たされる。
このお客さんには、ベッドもオーダーして頂いていて現在製作中。
早く製作して見て頂きたいし、僕も早くインテリアに合わせてみたくて、工場に戻って製作の続きを。
なにもかもが楽しくて、ただ時間が足りない毎日だ。
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