ダイニングテーブル「THREE」を納品。
イームズのシェルチェアと合わせるとのお話だったので、僕もとても楽しみで。
イームズとの対戦気分。
とても相性が良い。
イームズのシェルチェアさすがにカッコイイが、たしかに合わせるテーブルとなると難しいかもしれない。なんせ強力な個性。
樹脂の天板や、スチールの脚のテーブルと合わせるとポップになりすぎてしまうかもしれない。
しかし、ヤボッたい感じの無垢のテーブルでは、せっかくの名作椅子もカッコ良く見えない。
THREEは個性の強いテーブルだ。そしてその天板の素材自体の力強さも相当である。
しかしこの相性は抜群だと思う。
そもそも僕は、木材が大好きだが全部を木で表現したいと思ったことはない。
異素材との組み合わせが好きなんだ。
木ばっかりの重厚ムクムク感には嫌気がするし、ミッドセンチュリーブームのころによく見た樹脂まみれも豊かに感じなかった。
それが、今回の樹脂、鉄、木の素材から成るダイニングセットは、その素材感がお互いに程良くマッチし、フォルムにも共通するものがある。最高の組み合わせだ。
自分で設計製作したものが、お客さんの室内で他の家具と共演するのは、まるで自分の子供の保育園の発表を見るようだ。
占有スペースからしても、テーブルはダイニングの主役だ。そして周りを名作が固め、しっかりとインテリアを演出できた。とてもうれしい。
そしてなにより、選んでくれたお客さんに感謝である。とても大きな発見をした気分だ。
また、驚いたことにクライアントのご主人は、焼印をお願いした「くわがた」さんの従妹だとか。
なんだか勝手に親しみを感じてしまい、テーブルのサイズ変更に関わる料金を思わずサービスしてしまった。
しかもお父さんは、僕の家具友人の家の家具屋に25年も勤めていたそうで、不思議といろいろなご縁が。
本当にありがとうございました。
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