僕の製作の基本姿勢は、自分の満足、自分のため、自分のシアワセのため。
僕の満足とは、誰かを喜ばす美しく使いやすい家具を製作すること。
僕が作ったもので、誰も喜んでくれなければ僕はシアワセになれないんだ。
僕の作ったものが、使いにくいけど我慢して使ってくれているのだとしたら、僕は悲しいんだ。
適当に作ったものが、たとえ高く売れても僕は嬉しくない。
僕は僕のために、誰かが喜ぶ家具を作る。
別にそう言わずに、ただお客さんのためにって言ってればいいんじゃないのと言われたことがある。
僕はそれにとても違和感があって。
最近、こんなことを聞いた。
「人の為って書いて、偽りだよ」。
ああ、そうか、昔の人はよく知っているんだな。
自分だけのものづくりの先に満足を見出すならば、いわゆる自己満足になるだろう。
使う人の本当の満足やシアワセの先に自分の満足を見出すから、僕の家具作りは偽りのないものになるんだ。
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