2011年1月11日火曜日

IFDA試作

3年に一度、旭川である国際的な家具デザインコンペがある。
今年がその年だ。

僕も応募したが、残念ながら一時審査を通らなかった。


ところでこのコンペ、一時審査はスケールモデルやCGでも良いのだが、2時審査は実物による審査。ところがデザイナーの多くは製作が困難である。プロトタイプ製作を普通の会社に依頼すると、とても高額なのだ(椅子1脚で70万ぐらいしたとのウワサを聞いたことがある)。
そこで、旭川のメーカーに依頼すれば、デザイナーは製作費用を負担しなくても良いのだ(そのかわり、商品化にむけては制約を負うことになる)。

今回、その試作を僕も担当することになった。
ちなみに、この試作というのはものすごい負担で、旭川のメーカーの多くは請け負わないのだ。そもそもデザインコンペの一時審査を通るようなものだから、簡単なものなんてほとんどない。
規模の大きな会社でも敬遠するところがあるこの試作だが、僕は家具組合のメンバーでもなく、全くの一人の企業だが、挑戦する。

そもそも僕は、以前の会社に勤めていたときから、会社の仕事とは別ということで、個人的に請け負っていたのだ。
前回のときはかなり過酷で、仕事の後に作業するのだが締め切りもきつく、一か月間で200時間もの時間外作業をした。

そんな甲斐あって、前回、前々回とも僕が試作したものがブロンズ賞となっている。

そんな経緯もあって、このコンペには思い入れが強いのだ。
また、旭川をあげての大イベントである国際コンペの試作を、創業したてで独りでやってる僕に任せてくれることもうれしい。
そして、「旭川家具」を名乗っている僕が、旭川家具のために貢献できるチャンスでもある。

目先のお金や苦労のことばかりを考えたら、絶対にやれない。しかし、そんな事を度外視して果敢に挑戦する姿勢でもって、この業界になにか刺激を与えることができればと思う。




ということで、今日は午後から打ち合わせに行ったりで、全然作業が進まない。

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