新作のソファが完成した。
シャープで繊細な、ウッドフレームのコンパクトソファ。
シートのファブリックは、カラーを約70色から自由に選べる。
カバーリングタイプなので、色違いの替えを何色かそろえると季節や気分で雰囲気を変える事ができる。
背面も非常に美しい。
最近の住宅の間取りでは、ダイニングとリビングを一部屋にしてソファーで間仕切ることが多いが、美しい背面はそんな時ほど重宝する。
一見シンプルに見えるアーム。しかしその納まりは非常に複雑で製作は難しい。
実は無垢の質感だなんて言って、ゴロっとしていて大きな丸い面取りをしたアームの方が簡単で、そんなものなら緊張感も持たずに寝ぼけてても製作できて楽である。
悩み抜いたアーム形状。決められなくて吐き気がしたほど苦しんだ。
試しに後脚をあててみたら絶妙で、後脚と全く同じラインで構成した。
背クッションを外してベンチタイプとしても使える。それほど完成度の高い背の作り。
クッションを全て取り外してみてもこの美しさ。
カラーは約70色。多すぎて選べないかもしれない。
可能な限り、このソファを持ってお客さんの自宅まで伺い、実際のインテリアと合わせながら提案する。カーテンや絨毯の色、壁の色などを検証しながら、お好みを共に探って納得して選んで頂く。
零細だからこそのきめ細かな提案が出来るのだ。
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