2012年8月31日金曜日

JAL機内誌に掲載

JALの機内誌「SKYWARD」9月号で旭川家具の特集があり、GAUZY CALM WORKSも取材されました。



紙面では、お世話になった古巣と隣合わせで感慨深い。


JALの国際線、国内線全ての座席に9月いっぱいはあるそうです。
飛行機に乗った際はぜひご覧ください。

2012年8月28日火曜日

ソファの製作が続く

ソファの組み立て、仕上げを。
 

 

肘の内側、前足と合わせた角度に。
微妙な角度で、根元に向かってねじれていくので機械加工は難しい。


手鉋って便利。
このあとはサンドペーパーでならす。

椅子のアームは、座った時に人はずっと触っているものだから、特に念入りに仕上げる。

そのアーム部分を手で仕上げると、手になじんで手触りが優しくなる。



現在塗装中。

いつもお世話になっている椅子張り屋さんが火を吹いていて、張りの仕上がりには少し時間がかかりそう。
大きな物件モノで、間に合う気がしないほどらしい。

無理にお願いするよりも、時間をおいていいものを製作してもらいたい。

2012年8月24日金曜日

引き続きソファ

まだソファの製作中。

前脚を。


細めの脚だけど、最初はこんなにゴツい。






どんどん削ってこの細さに。
材をケチって細いのではない。加工工程も多いので、太いままの方が楽なのだけど。
そして、右と左があるので、片方は加工しやすくても、もう片方は危険だったりする。





肘も。幅広からスタート。





肘と後脚はツラで納まるのだが。
仮組みして接合部の削りしろの墨をしたのだが見えるだろうか。

説明は面倒なので結果を。
ツラに納めるためには、木端は直角ではなくて角度がつく。

この一部分だけの角度加工を機械でするには、別にもう一度機械に通す必要があるし、右左があるし、そのうえ精度を出しにくい。


だから、仮組みして手鉋で削って合わせるのだ。

ちなみに、一脚程度の製作ならば、接合部のホゾ加工にも積極的に手加工を導入する。
機械を合わせてるくらいならば手でやった方が早いし、補助的な加工ということもあるがちゃんと精度も出るのだ。


もちろん機械は使うが、我々零細の木工メーカーが手作りで家具を製作しているというのは、こういう事なのだ。

2012年8月22日水曜日

ソファ製作中




新作のソファーのオーダーを頂き、製作中。
何点か修正して、図面も直して。

今回は3色の布地の替えもオーダーもして頂いたので、合わせて見るのが自分でも楽しみだ。


夜は設計作業。
新規設計中のダイニングチェアは苦戦中。

9月の家具センターのセールに向けて、センターテーブルとガラスケースも製作したいのだけど。
間に合わないかもな。

2012年8月18日土曜日

新作 ウッドフレームソファ

新作のソファが完成した。
シャープで繊細な、ウッドフレームのコンパクトソファ。







シートのファブリックは、カラーを約70色から自由に選べる。
カバーリングタイプなので、色違いの替えを何色かそろえると季節や気分で雰囲気を変える事ができる。





背面も非常に美しい。
最近の住宅の間取りでは、ダイニングとリビングを一部屋にしてソファーで間仕切ることが多いが、美しい背面はそんな時ほど重宝する。


一見シンプルに見えるアーム。しかしその納まりは非常に複雑で製作は難しい。

実は無垢の質感だなんて言って、ゴロっとしていて大きな丸い面取りをしたアームの方が簡単で、そんなものなら緊張感も持たずに寝ぼけてても製作できて楽である。


悩み抜いたアーム形状。決められなくて吐き気がしたほど苦しんだ。
試しに後脚をあててみたら絶妙で、後脚と全く同じラインで構成した。



背クッションを外してベンチタイプとしても使える。それほど完成度の高い背の作り。



クッションを全て取り外してみてもこの美しさ。



カラーは約70色。多すぎて選べないかもしれない。



可能な限り、このソファを持ってお客さんの自宅まで伺い、実際のインテリアと合わせながら提案する。カーテンや絨毯の色、壁の色などを検証しながら、お好みを共に探って納得して選んで頂く。

零細だからこそのきめ細かな提案が出来るのだ。

2012年8月16日木曜日

実はもう製作は終わっているのだけど。





子ども用チェアの背の加工。曲面の削り出し。

バンドで挽いて縦軸面取盤。ところがうちには縦軸がないので。
バンドで挽いて、ストロークサンダで仕上げ。

でも、縦軸で削ってもなかなか逆目が止まらない。ひっくり返してならい目で2回通してもいいけど、、、。
結局、サンダだから。それならば、しっかりと丁寧に、バンドソーで挽いて仕上げよう。



僕は会社員時代からずっと、マスク無しだったんだけど。
メガネが曇って、そこに粉ついてドロドロになって、それが嫌で。

でもとうとう喘息になって、メガネを諦めた。


木工を目指す若者たち、マスクはした方がいいみたいだよ。
あと、耳の保護も。

若いころは無敵な気分になってしまうものだけど、ベテランの先輩方をみても多くが痛んでいるから。

ちなみに無敵感も要注意。
入社2年目の21歳の時、僕はとにかく早いのがカッコいいと思っていて。
昇降盤の丸のこよりも俺のが早い、機械の能力以上に使いこなしてやるって思って。
ただグルグル回ってるだけだし、昇降盤は俺にビビってる、完全に懐いてるって。

そしたらある時、ガブって噛みつかれた。
フィードした材は反発で吹っ飛び、僕の指も鋸に接触、人差し指を半分に開いた。

なめちゃダメですね。




お盆休みはしっかり休んで。
双子の娘たちを連れて。


走っていく後ろ姿が踊っている。

子どもの表現力はとても素晴らしくて。


僕も仕事してる時の後姿が踊るように、目が輝くように。
楽しさを包み隠さず、溢れ出そう。



子どもたちとの時間はとてもシアワセで楽しくて。
そして体力も気力も大量消費。

ある意味、仕事してる方が楽でもある。

毎日遅くまで、集中して仕事をさせてもらえる事に感謝である。



さて、Bacanaさんの短納期の物件のヘルプも、納期延期という結末でしばらくの深夜作業から僕はひとまず撤退。

さて、そろそろ一日作業を休んででも、依頼を頂いているチェアのデザインの構想を固めよう。


2012年8月12日日曜日

お休み

Bacanaさんのヘルプをしています。
もう自分の仕事でポリ、メラを使うことはほとんどないから、少し新鮮。

なのであっという間にこんな時間。



さて、明日12日から14日までお休みします。

明日は長距離ドライブ、居眠り注意です。

2012年8月7日火曜日

32歳になりました。

最近ブログが停滞ぎみで。申し訳ないです。


毎日忙しくて。

8月5日で32歳になった。また一年、よろしくお願いします。
その日から北見と斜里へ出張に。車中泊で。


北見には、新作のソファをずっと待っていてくれたお客さんに見てもらいに。
憂欝になるくらい悩み抜いてデザインした甲斐あって、とても気に入って頂いて。

旭川でも検討して頂いている方のご要望もあって、シートのカバーリングの替えの提案もとても喜んでもらえて。
ファブリックもとても悩んだ末に、ダイニングと同じものに。だから70色近くの中から、3色で3セット分のカバーを選んで頂いた。

製作したサンプルのソファを実際にお部屋に入れて、そして部屋の雰囲気、カーテンの色などと比べながら、70色の布地の見本から検討する。

効率、なんてものにとらわれないモノづくりと販売の仕方だと思う。
だけど、僕がずっとしたいと思っていた方法。

とてもシアワセなものづくり。


斜里には、エクステンションテーブルの納品に。



ソファもテーブルも、後日画像を載せます。
ソファは撮影がまだで。

お楽しみに!