丸の座卓。
マーケットに多いものは、面取りもヌルっとまんまるな重厚なもの。
GCWはいつものように軽快を心がける。
設計当初は脚はもっと細くシェイプしていたが、お客さんのご意見でもう少し太く。
どうやらこの方が良かったようだ。
とても喜んで頂いた。
今回も北海道のナラ材。力強い節あり、ワイルドオークを使用。
大きな節は、もともと水分を多く含んでいるため、製材にするとだいたい割れが入っている。
全然嫌ではないけど、穴が空いているほどとは思わなかったな、との声も。
多くの木工業者は、節を樹脂で埋めるかもしれない。
僕は、無垢の天板に異物を埋め込みたくはない。そして、決して綺麗とは言えない仕上がりになることが多いのだ。だからあえて、節を節としてありのままに表現している。
手を抜くためではない。事実、節や割れに対して、小さく切ったサンドペーパーで全部の淵をクリーニングしている。
そしてオイルもたっぷりと流しこむため、拭き取りも余計に手間がかかる。
大変な手間で、樹脂を詰め込んで真っ平らに削った方が楽だと思う。
ほとんど世の中に出ていない木材表現だから、最初に見ると戸惑うのかもしれない。
だけど、自信がある。
見なれたら、もう普通の材では満足できないと思う。それだけ魅力のある材だ。
今日はもう一軒の納品。
旭川、北邦野草園。
掲示板に、特大のコルクボードを。
嵐山の自然と、故郷の山側茅ケ崎がなんとなく似ていて。
岡とか山が好きなんだな、やっぱり。
こんなところに住みたいと思ってしまった。
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