先週行ったIFDA会場で、伊藤 千織さんに会った。
なんでも会場設計を担当したとか。
会社員時代には、会社とのつながりもあって知っていて。
というか、北海道でちょっと活動的であれば、すぐに知り合うことになるだろう。
もう力溢れる人柄で。人間力ってやつを感じる。みんなを巻き込んででも進んでいく。
デザイナーという職業もあってか、コミニュケーション力がすごい。
そんな人と接すると、とても心地よくて楽しいものだ。
気持ちはいつも前向きで、いろいろなものが内側から外へと発散しているかのようで、そして人に影響を与える。その力は僕らの心を熱くさせ、行動しようという衝動を生むのだ。
カッコいいな。
僕もそんな太陽のような人間になりたいと思う。
そしてなぜか、会場で僕の写真を撮ってくれて、昨日送ってくれた。
せっかくなので掲載。
はは、笑ってやがる。
mixiチェック
2011年6月30日木曜日
2011年6月29日水曜日
診断書
2月にケガした指、後遺症が残るということで、保険金を請求できるらしい。
後遺症とは、ずばり指骨の一部を失うというもの。
骨が無ければ、肉も盛らないから若干短い僕の指。
そういえば担当の医師、
「もう良くならないかな」の僕の質問に、
「木村さんは労働者ですからね、製造業で、、まあこんなものでしょう」
との気の利いたセリフで僕を励ましてくれた。
消毒とかしないでいいからじゃぶじゃぶ水で洗って、とまだ縫合したままの事故直後の指示とか、ガサツな感じが素晴らしかったな。もう転勤していないみたいだけど。
それにしても診断書って、なんでこんなに高価なんだろか。しかも2週間も納期が。
自分の受けたサービスの報告書が有料なんて、って言っても始まらないか。
ケガしないように気を付けよう。
後遺症とは、ずばり指骨の一部を失うというもの。
骨が無ければ、肉も盛らないから若干短い僕の指。
そういえば担当の医師、
「もう良くならないかな」の僕の質問に、
「木村さんは労働者ですからね、製造業で、、まあこんなものでしょう」
との気の利いたセリフで僕を励ましてくれた。
消毒とかしないでいいからじゃぶじゃぶ水で洗って、とまだ縫合したままの事故直後の指示とか、ガサツな感じが素晴らしかったな。もう転勤していないみたいだけど。
それにしても診断書って、なんでこんなに高価なんだろか。しかも2週間も納期が。
自分の受けたサービスの報告書が有料なんて、って言っても始まらないか。
ケガしないように気を付けよう。
2011年6月28日火曜日
撮影ブース
作った物の写真を撮るのに、いつも場所で悩んでいて。
工場じゃ雑然としすぎるし。
じゃあもう写真ブースを作っちゃおうよということになって。
どうせなら僕の作ったソファの納品前に間に合うようにと急ぎ製作。
ペンキで仕上げて。
そして撮影。
それっぽいでしょ?
いま僕のホームページの表紙もそうです。http://gauzycalm.com/
ソファもカッコよく。
ソファについては後日しっかりと報告します。HPにもちゃんと載せようと思うし。
これもブースのパネルを使って撮影。
写真が楽しくなってくる。一生懸命作ったものを、少しでもキレイに撮りたいんだ。
そしてだんだんとカメラが欲しくなってくる。
誰かくれないかな?
工場じゃ雑然としすぎるし。
じゃあもう写真ブースを作っちゃおうよということになって。
どうせなら僕の作ったソファの納品前に間に合うようにと急ぎ製作。
ペンキで仕上げて。
そして撮影。
それっぽいでしょ?
いま僕のホームページの表紙もそうです。http://gauzycalm.com/
ソファもカッコよく。
ソファについては後日しっかりと報告します。HPにもちゃんと載せようと思うし。
これもブースのパネルを使って撮影。
写真が楽しくなってくる。一生懸命作ったものを、少しでもキレイに撮りたいんだ。
そしてだんだんとカメラが欲しくなってくる。
誰かくれないかな?
2011年6月27日月曜日
2011年6月23日木曜日
IFDA視察
午後から仕事止めて、IFDAと旭川家具産地展の視察に。
しかしカメラを忘れて。
IFDAの作品群は面白かった。もう常連になっているデザイナーもいるし。
「挑戦」というものを感じる。
東海大のフィンユール展は、思いのほか規模が小さくて残念。
その後、家具センターへ。
なんだかんだ、展示会期中に家具センターに行くのは退職後初めてかな?
IFDA会場でも家具センターでも、沢山の知り合いに会えるのがうれしい。
未だに、直接に退職と独立の報告をしていない人が何人もいるので、今更ながらもそれができる。
皆さまとも、応援と励ましをしてくれて。この暖かさこそ、旭川の良さと思う。
久しぶりに会う人も。前の会社の女の子も相変わらずラブリーだし、IFDA会場を手掛けたデザイナーはエネルギーに溢れているし。
当別で独立している先輩に会えたり。
僕らの家具を人に見てもらうための協力を申し出てくれる人がいたり。
職人仲間と会えば、一緒に家具を見ながら加工方法や意匠表現について検証したり。
そして、もう60年程、代を引き継いで使っている桐ダンスを修理したものを届けた。物を大事にする人は、心豊かである。そして我々作り手への理解がある人が多いような気がする。
食器棚を検討したいと言ってもらった。有難い。
斬新で挑戦的な家具と、温かい木工業界の皆さんから、とても大きな力をもらったように思う。
とにかく頑張って、僕を見てもらいたい。いきいきとする僕と、僕が作った素晴らしい家具。それが恩返しだ。
しかしカメラを忘れて。
IFDAの作品群は面白かった。もう常連になっているデザイナーもいるし。
「挑戦」というものを感じる。
東海大のフィンユール展は、思いのほか規模が小さくて残念。
その後、家具センターへ。
なんだかんだ、展示会期中に家具センターに行くのは退職後初めてかな?
IFDA会場でも家具センターでも、沢山の知り合いに会えるのがうれしい。
未だに、直接に退職と独立の報告をしていない人が何人もいるので、今更ながらもそれができる。
皆さまとも、応援と励ましをしてくれて。この暖かさこそ、旭川の良さと思う。
久しぶりに会う人も。前の会社の女の子も相変わらずラブリーだし、IFDA会場を手掛けたデザイナーはエネルギーに溢れているし。
当別で独立している先輩に会えたり。
僕らの家具を人に見てもらうための協力を申し出てくれる人がいたり。
職人仲間と会えば、一緒に家具を見ながら加工方法や意匠表現について検証したり。
そして、もう60年程、代を引き継いで使っている桐ダンスを修理したものを届けた。物を大事にする人は、心豊かである。そして我々作り手への理解がある人が多いような気がする。
食器棚を検討したいと言ってもらった。有難い。
斬新で挑戦的な家具と、温かい木工業界の皆さんから、とても大きな力をもらったように思う。
とにかく頑張って、僕を見てもらいたい。いきいきとする僕と、僕が作った素晴らしい家具。それが恩返しだ。
2011年6月22日水曜日
撮影ブース
家具を作った後にいつも悩むのが、写真撮影。
いい場所が無くて。工場じゃ、やっぱり雑然だし。事務所はキレイにしてだいぶ撮影に使っているけど、どうも狭いし、暗くて思うようにいかない。
ということで、がんばって撮影ブースを作ってしまうことに。
そしてなぜか写真をアップロードできない!
まあ、今日ペンキを塗ったから、明日には試せるかなってこと。楽しみ。
これでソファの写真が撮れる。
いい場所が無くて。工場じゃ、やっぱり雑然だし。事務所はキレイにしてだいぶ撮影に使っているけど、どうも狭いし、暗くて思うようにいかない。
ということで、がんばって撮影ブースを作ってしまうことに。
そしてなぜか写真をアップロードできない!
まあ、今日ペンキを塗ったから、明日には試せるかなってこと。楽しみ。
これでソファの写真が撮れる。
2011年6月21日火曜日
破壊実験
去る6月18日のバカナ会、引き出しを各種仕口で製作してから破壊し、強度を検証するという勉強会を行った。
なお、当日はNHK北海道の取材もあり、仲間も多く集まってくれて盛況だった。
さて、その実験の結果を紹介。
実はかなり以前から仲間内で、どの仕口が強いのかという議論があった。
コアな仲間だけでも所属企業は数社に及ぶが、各社でやり方も違い、また、職人各自で違うこともある。いつか試してみたいとは思っていたものの、材料も手間もかかるし、なかなか踏み出せずにいた。
それが、ようやく機会を得たのだ。
さて、まずは実験方法。引き出しを想定し、材のバラつきを抑えるために桐の15ミリの集成材を使用。ただ、破壊しやすいように底板は入れず枠だけにする。そして、特注家具屋で現実的な仕口6種で接合する。その接合方法は
1.チリ(追い入れとかが正式名称だろうか?しかし皆こう呼ぶ) 4ミリ厚
2.チリ 7ミリ厚
3.ドミノ
4.ビスケット
5.ダボ
6.タッカ
以上の構造。
チリに関しては、そのサネの厚み自体も議論になったことがあるので、2通り。
皆で手分けして作業。
1.チリ これは4ミリ厚。他にもう一つ、7ミリ厚も。
3.ドミノ
楕円の穴をあける専用機械があり、そのチップ。ほぞとダボの中間のようなもの。雇いほぞとでも言えるのか。工作機、チップ共に高額。
4.ビスケット
これも専用機械で加工し、専用のチップがある。丸のこのアールと同じ形状で、つまり機械は丸のこの先だけを一定の深さに切り込むというもの。
5.だぼ
これは知っている人も多いのでは。
6.タッカ留め
最後はこれ。空気圧で釘を打ちつける。つまり、材はバサッと定寸にかっとするだけ。
さあ、そして皆で組み立て。
テレビの取材もあり、物々しい雰囲気。
組み立てたもの。
接着剤が乾くまでしばらく放置。
いよいよ破壊。
梯子の段を目盛りにして、ひもで吊って、ぱっと放して落下させるというもの。
さて、強度の強い順番を予想しよう。
落下!
破壊。
高さを変え、壊れるまで高くしていく。
さて、その結果は。
壊れた順番は
1、チリ 7ミリ
2、チリ 4ミリ
3、ビスケット
4、タッカ
5、ダボ
6、ドミノ
の順。
さて、検証しよう。
やはりである。木材とは繊維のあるものであり、その繊維を切ってしまうと著しく弱くなるのだ。
つまり、溝を切った先の残った部分が弱点になる。繊維方向は強いから、この場合オスの方が先に破壊されることはまずないだろう。とすれば、残った部分が多ければ多いほど、強度は増すはずである。そこで、7ミリと4ミリで試してみたのだ。ちなみに、僕は4ミリ、もしくは3ミリを推奨していたが、ルータでその幅の溝加工をしている人は知らない。半分くらいの7ミリ前後が主流に感じている。
しかし結果は、大差なし、ほぼ同じ。腰の高さ程度からの落下で、どちらもパシャという音であっけなくバラバラ。
ビスケットは、まだ強度があったが敢え無くこの順位。
やはり理屈は同じ。ただ、溝が部分的なためにその分だけ強度が出たと思われる。
次はタッカと接着剤。ひしゃげてしまったのでTKO。
しかし強度は十分、そう簡単には壊れないと分かった。もっとも質の低い接合(釘の穴も見えるし)と思われているが、多少の見た目と強度ならば、お客さんはどちらを喜ぶか検討すべきかもしれない。
ダボについては、結局落下では壊れなかった。工場の高い天井近くまで放ってみたが耐えた。
しかしどうしても壊したかったので、力ずくで地面にたたきつけて破壊。
ドミノについては無敵であった。
力ずくで壊したのだが、角のつぶれ方を見ても相当の力まで耐えたことが分かる。
また、このようにドミノのほうが切れている個所まで。
楕円の穴は、材料に負荷をかけないのだと思われる。
さて、これで単純な強度の結果は出た。
しかし、だからと言って強度が強ければいいってものでもない。
ちなみに、ダボは一本2円くらい?ドミノは5円、ビスケットは6円。
また、加工にかかる時間もある。そして引き出しに限っては、そんなに強度が必要ないとも言える。
こういった結果を知った上で、各自が今後の家具作りに反映していけばいいと思う。
僕個人としては、ビスケットとダボを引き出しの幅によって使い分けようと思っている。
それにしても、考え方である。
タッカで釘打ちしたものは、形が歪んでも材が欠損しなかった。最近、修理の依頼を受けた桐のタンス。組み手に竹釘というもので、胴付きが離れてぐらぐらだったのだが、のりを入れて挟んでおいたら十分使用可能な状態になった。もう60年以上使っているものらしい。
もしも剛性の強い接合だったならば、まだびっしりと固まっていただろうか。もしかしたら、再起不能なほどに材が損傷していたかもしれない。
長く使うためには、もしかしたら壊れやすく作り、手入れや修理を繰り返した方がいいのかもしれない。
とにかく、自分たちで経験して知るということは、とても有意義なことだと思う。
ここに集まった仲間たちが、きっと今後の旭川家具の中核になっていくのではないだろうか。
かつて旭川家具業界に大きな影響を与えた「松倉塾」なるもののようになって、僕らで時代を築いていきたい。
皆さまありがとう。
なお、当日はNHK北海道の取材もあり、仲間も多く集まってくれて盛況だった。
さて、その実験の結果を紹介。
実はかなり以前から仲間内で、どの仕口が強いのかという議論があった。
コアな仲間だけでも所属企業は数社に及ぶが、各社でやり方も違い、また、職人各自で違うこともある。いつか試してみたいとは思っていたものの、材料も手間もかかるし、なかなか踏み出せずにいた。
それが、ようやく機会を得たのだ。
さて、まずは実験方法。引き出しを想定し、材のバラつきを抑えるために桐の15ミリの集成材を使用。ただ、破壊しやすいように底板は入れず枠だけにする。そして、特注家具屋で現実的な仕口6種で接合する。その接合方法は
1.チリ(追い入れとかが正式名称だろうか?しかし皆こう呼ぶ) 4ミリ厚
2.チリ 7ミリ厚
3.ドミノ
4.ビスケット
5.ダボ
6.タッカ
以上の構造。
チリに関しては、そのサネの厚み自体も議論になったことがあるので、2通り。
皆で手分けして作業。
1.チリ これは4ミリ厚。他にもう一つ、7ミリ厚も。
3.ドミノ
楕円の穴をあける専用機械があり、そのチップ。ほぞとダボの中間のようなもの。雇いほぞとでも言えるのか。工作機、チップ共に高額。
4.ビスケット
これも専用機械で加工し、専用のチップがある。丸のこのアールと同じ形状で、つまり機械は丸のこの先だけを一定の深さに切り込むというもの。
5.だぼ
これは知っている人も多いのでは。
6.タッカ留め
最後はこれ。空気圧で釘を打ちつける。つまり、材はバサッと定寸にかっとするだけ。
さあ、そして皆で組み立て。
組み立てたもの。
接着剤が乾くまでしばらく放置。
いよいよ破壊。
梯子の段を目盛りにして、ひもで吊って、ぱっと放して落下させるというもの。
さて、強度の強い順番を予想しよう。
落下!
破壊。
高さを変え、壊れるまで高くしていく。
さて、その結果は。
壊れた順番は
1、チリ 7ミリ
2、チリ 4ミリ
3、ビスケット
4、タッカ
5、ダボ
6、ドミノ
の順。
さて、検証しよう。
つまり、溝を切った先の残った部分が弱点になる。繊維方向は強いから、この場合オスの方が先に破壊されることはまずないだろう。とすれば、残った部分が多ければ多いほど、強度は増すはずである。そこで、7ミリと4ミリで試してみたのだ。ちなみに、僕は4ミリ、もしくは3ミリを推奨していたが、ルータでその幅の溝加工をしている人は知らない。半分くらいの7ミリ前後が主流に感じている。
しかし結果は、大差なし、ほぼ同じ。腰の高さ程度からの落下で、どちらもパシャという音であっけなくバラバラ。
ビスケットは、まだ強度があったが敢え無くこの順位。
やはり理屈は同じ。ただ、溝が部分的なためにその分だけ強度が出たと思われる。
次はタッカと接着剤。ひしゃげてしまったのでTKO。
しかし強度は十分、そう簡単には壊れないと分かった。もっとも質の低い接合(釘の穴も見えるし)と思われているが、多少の見た目と強度ならば、お客さんはどちらを喜ぶか検討すべきかもしれない。
ダボについては、結局落下では壊れなかった。工場の高い天井近くまで放ってみたが耐えた。
しかしどうしても壊したかったので、力ずくで地面にたたきつけて破壊。
ドミノについては無敵であった。
力ずくで壊したのだが、角のつぶれ方を見ても相当の力まで耐えたことが分かる。
また、このようにドミノのほうが切れている個所まで。
楕円の穴は、材料に負荷をかけないのだと思われる。
さて、これで単純な強度の結果は出た。
しかし、だからと言って強度が強ければいいってものでもない。
ちなみに、ダボは一本2円くらい?ドミノは5円、ビスケットは6円。
また、加工にかかる時間もある。そして引き出しに限っては、そんなに強度が必要ないとも言える。
こういった結果を知った上で、各自が今後の家具作りに反映していけばいいと思う。
僕個人としては、ビスケットとダボを引き出しの幅によって使い分けようと思っている。
それにしても、考え方である。
タッカで釘打ちしたものは、形が歪んでも材が欠損しなかった。最近、修理の依頼を受けた桐のタンス。組み手に竹釘というもので、胴付きが離れてぐらぐらだったのだが、のりを入れて挟んでおいたら十分使用可能な状態になった。もう60年以上使っているものらしい。
もしも剛性の強い接合だったならば、まだびっしりと固まっていただろうか。もしかしたら、再起不能なほどに材が損傷していたかもしれない。
長く使うためには、もしかしたら壊れやすく作り、手入れや修理を繰り返した方がいいのかもしれない。
とにかく、自分たちで経験して知るということは、とても有意義なことだと思う。
ここに集まった仲間たちが、きっと今後の旭川家具の中核になっていくのではないだろうか。
かつて旭川家具業界に大きな影響を与えた「松倉塾」なるもののようになって、僕らで時代を築いていきたい。
皆さまありがとう。
2011年6月16日木曜日
来客たくさん
今日はたくさんの人が工場を訪ねてきた。
朝一番で、工場の大家さん。
大家さんは、付き板屋というか、合板屋というか。もうあんまり商売をしていないらしいのだが。
この前、いつもお願いしている化粧合板屋さんに聞いたら、旭川では草分け的な人だよと聞いていて。そもそも、ベテランさん達から昔話を聞くのが大好きな僕。
朝からしばらく、話を聞かせてもらった。
実は旭川の街中のビルで家具の小売もやってたとか、あの会社とはずいぶん仕事したとか、あの頃は結構儲かったとか、でも後でだいぶ引っかかったとか。
また今度話してくれると言って、帰っていった。
そして今度は、ボール盤の修理に機械屋さん。
そうそう、ボール盤はまさかのモーターいかれてお亡くなりに。代わりをお願いしたら格安で手配してくれた、有難い!
昼頃には、エフドライブさん。業界の大先輩。
今作ってるソファについてコメントもらって、他にもいろいろコツとか、お客さんの持っている要望のパターンとか、生の貴重な経験からの助言を惜しみなくしてもらった。
こんないい先輩が近くにいることが旭川で家具作りをするいいところ。感謝。
夕方には、元の同僚が仕事の後によってくれて。ソファーメーカーで働いている彼女、ちょうどいい時に来るもんだ。
もうだいぶ夜になってから、同業の仲間が仕事後に登場。
とまあ、沢山の人たちが来てくれる楽しい工場です。
朝一番で、工場の大家さん。
大家さんは、付き板屋というか、合板屋というか。もうあんまり商売をしていないらしいのだが。
この前、いつもお願いしている化粧合板屋さんに聞いたら、旭川では草分け的な人だよと聞いていて。そもそも、ベテランさん達から昔話を聞くのが大好きな僕。
朝からしばらく、話を聞かせてもらった。
実は旭川の街中のビルで家具の小売もやってたとか、あの会社とはずいぶん仕事したとか、あの頃は結構儲かったとか、でも後でだいぶ引っかかったとか。
また今度話してくれると言って、帰っていった。
そして今度は、ボール盤の修理に機械屋さん。
そうそう、ボール盤はまさかのモーターいかれてお亡くなりに。代わりをお願いしたら格安で手配してくれた、有難い!
昼頃には、エフドライブさん。業界の大先輩。
今作ってるソファについてコメントもらって、他にもいろいろコツとか、お客さんの持っている要望のパターンとか、生の貴重な経験からの助言を惜しみなくしてもらった。
こんないい先輩が近くにいることが旭川で家具作りをするいいところ。感謝。
夕方には、元の同僚が仕事の後によってくれて。ソファーメーカーで働いている彼女、ちょうどいい時に来るもんだ。
もうだいぶ夜になってから、同業の仲間が仕事後に登場。
とまあ、沢山の人たちが来てくれる楽しい工場です。
2011年6月15日水曜日
2011年6月14日火曜日
オリジナルソファ
初めてのソファの開発。
かなりの時間をかけて設計したもの。いよいよ製作開始。
座枠。
背、骨組み。
合板でふたをして。
クッションを張りこむところとジョイント部分の見切りに部材を後付け。ボルト穴を仕込んで。
アーム下地。
見せ場の一つ。手間を惜しまず。
細かい最後の寸法に悩む。
逃げの無いデザインなのだ。
張り布の厚み分で2ミリ引くか3ミリ引くかとか。
後は脚廻りだ。完成が楽しみ。
かなりの時間をかけて設計したもの。いよいよ製作開始。
座枠。
背、骨組み。
合板でふたをして。
クッションを張りこむところとジョイント部分の見切りに部材を後付け。ボルト穴を仕込んで。
アーム下地。
見せ場の一つ。手間を惜しまず。
細かい最後の寸法に悩む。
逃げの無いデザインなのだ。
張り布の厚み分で2ミリ引くか3ミリ引くかとか。
後は脚廻りだ。完成が楽しみ。
2011年6月13日月曜日
MONA designed by Aya Yoshimoto
2011年6月8日水曜日
北海道産のナラ無垢 一枚板
木材屋さんが、ナラの耳付きのいいのがあるよって言ってくれた。
でも、あんまり余裕ないから梱包一個全部はキツイよって言ったら、バラでもいいよって。
せっかくなので見に行った。
梱包をバラして一枚ずつ見て。
で、あんまり乗り気じゃなかったけども思わず買ってしまった。
見てたらワクワクしちゃって全部欲しくなっちゃうけど、ぐっとこらえて4枚だけ購入。
節の感じも素晴らしい。とても力強くて存在感を放っている。
北海道にもまだあるんだな。道産と聞くと、なおさらに親しみを感じてしまう。
まだ売るあてはない。カウンター等に最適と思う。
希望の方は連絡を下さい。この素晴らしい素材を活かした最高のものをお作りします。
でも、あんまり余裕ないから梱包一個全部はキツイよって言ったら、バラでもいいよって。
せっかくなので見に行った。
梱包をバラして一枚ずつ見て。
で、あんまり乗り気じゃなかったけども思わず買ってしまった。
見てたらワクワクしちゃって全部欲しくなっちゃうけど、ぐっとこらえて4枚だけ購入。
節の感じも素晴らしい。とても力強くて存在感を放っている。
北海道にもまだあるんだな。道産と聞くと、なおさらに親しみを感じてしまう。
まだ売るあてはない。カウンター等に最適と思う。
希望の方は連絡を下さい。この素晴らしい素材を活かした最高のものをお作りします。
2011年6月7日火曜日
2011年6月6日月曜日
アリ組加工
引き出し付きスツールを製作中。
実はかなり納期を待ってもらっていて、大変申し訳ない思いで作っている。
デザインは、前の椅子に続いてmonokraft.。
自分ではなかなかやらない加工や構造を要求されるから面白い。デザイナー自身が相当研究しての要求だから、応えたくなってしまう。
本体。良く見ると変わった構造だけど、詳しくは別の機会に。
引き出しはアリ組に。
量産工場のようにダブテールマシーンなんてないから、コツコツと。
できるかぎり機械加工で。
側板。
向こう板。
先に加工した側板に合わせて加工する。
機械は真っ直ぐ切るだけ。角度定規を正確に作り、機械のストッパーをセットするのは人間。
0.1ミリ程度の精度で加工している。ストッパーを金槌でトンと叩いたり、紙一枚挟んだりして調整。
若いころは仕口が空くのを恐れてキツめにしがちだが、接着剤を入れて組み立てる時に地獄を見たりする。きつくて締められなかったり、割れたり、締めすぎて材がつぶれたり。
ピッタリがいいのだ。手で入れて、スッと入るくらいが。
向こう板は通しアリ、前板は包みアリ。仕口が違うところがやりがいがある。ダブテールで加工するとこんな感じで終わりなのだが、僕のほうはオーソドックスな仕口にしなくては。
胴つきをルーターで加工。
最後はもう手加工しかない。まずは墨付け。
手のみで仕上げ加工。
アリは角があって、普通ののみでは削れない。だから、のみの横を削ぎ落して使うのだ。
できた仕口。キレイでしょ?
仮組み。
前板と向こう板。
ホントに楽しい。
でも時間はかかっちゃうけど。
サイトーさん(僕の師)の、「引き出し3杯くらいにいつまでかかってんのよ」って声が聞こえてきそうで。
「いや、かかるんだって」って、心でつぶやいたり。
こういうかっちりしたいい仕事は、あんまり時間に追われたり、夜遅くにやるものじゃない。
さらに言えば、自分の集中力が一番高まりやすい時間帯にやるべき。僕なら、10時ころから15時までが最もコンディションがいい。
実は、家具屋ってどこでもこんなに楽しい家具製作をやっているわけではない。
だからやっぱり、感謝して楽しんで、いいものを作らないといけないなと思う。
実はかなり納期を待ってもらっていて、大変申し訳ない思いで作っている。
デザインは、前の椅子に続いてmonokraft.。
自分ではなかなかやらない加工や構造を要求されるから面白い。デザイナー自身が相当研究しての要求だから、応えたくなってしまう。
本体。良く見ると変わった構造だけど、詳しくは別の機会に。
引き出しはアリ組に。
量産工場のようにダブテールマシーンなんてないから、コツコツと。
できるかぎり機械加工で。
側板。
向こう板。
先に加工した側板に合わせて加工する。
機械は真っ直ぐ切るだけ。角度定規を正確に作り、機械のストッパーをセットするのは人間。
0.1ミリ程度の精度で加工している。ストッパーを金槌でトンと叩いたり、紙一枚挟んだりして調整。
若いころは仕口が空くのを恐れてキツめにしがちだが、接着剤を入れて組み立てる時に地獄を見たりする。きつくて締められなかったり、割れたり、締めすぎて材がつぶれたり。
ピッタリがいいのだ。手で入れて、スッと入るくらいが。
向こう板は通しアリ、前板は包みアリ。仕口が違うところがやりがいがある。ダブテールで加工するとこんな感じで終わりなのだが、僕のほうはオーソドックスな仕口にしなくては。
胴つきをルーターで加工。
最後はもう手加工しかない。まずは墨付け。
手のみで仕上げ加工。
アリは角があって、普通ののみでは削れない。だから、のみの横を削ぎ落して使うのだ。
できた仕口。キレイでしょ?
仮組み。
前板と向こう板。
ホントに楽しい。
でも時間はかかっちゃうけど。
サイトーさん(僕の師)の、「引き出し3杯くらいにいつまでかかってんのよ」って声が聞こえてきそうで。
「いや、かかるんだって」って、心でつぶやいたり。
こういうかっちりしたいい仕事は、あんまり時間に追われたり、夜遅くにやるものじゃない。
さらに言えば、自分の集中力が一番高まりやすい時間帯にやるべき。僕なら、10時ころから15時までが最もコンディションがいい。
実は、家具屋ってどこでもこんなに楽しい家具製作をやっているわけではない。
だからやっぱり、感謝して楽しんで、いいものを作らないといけないなと思う。
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