2011年4月29日金曜日

椅子

さて、デザイナーズ椅子の製作。

難しい、危ない、時間無い!!てことで赤印ももちろん作業、すまないお嫁さんと娘たち。


けっこう難しいながらも少しずつは進んで。

で、こんな作業。
確実にNC仕事と思いきや。

ルーターで手作業。斜めの台作ってアール加工。安全じゃあないと思う。

バンドソーで荒取りしようとおもったらバンド切っちゃって、替えもないし業者休みだしの最悪事態。

で、途中まで加工していちどはずして、削りのこしがぶれて怖いから、のみでむしるの。





次はこんな。


今度はもっと急な台を作って、飛びとびで加工。


さあ、これで残る加工はあとわずか、がんばろう!

2011年4月27日水曜日

張り屋さんからの帰り道、天気がよくて暖かくていい気分。

お昼ご飯は外で食べたい気分に。


Bacana原くんとふたり公園ランチ。何やってるんだかと思って正解。

調子にのってブランコにものって気分爽快、さあがんばろう。
GWは休めないかなぁ。

2011年4月26日火曜日

ソファ開発中

今朝は一番から、WEBやなんかで使う素材の撮影。ああ、カメラが欲しいな。


そして昨日に引き続きソファを開発中。

さっとスケールモデルを製作。


ホントは革張りなんだけどね、軟材を黒く塗装してなんとなく。
あんまり質感はつかめないけど、形はわかるよね。

で、張り屋さんに行こうと思ったら、今日が山場らしく明日に行くことに。
時間かけさせちゃうからいつか恩返ししないとね。



さあ、午後からは札幌のデザイナーの椅子の製作。
余裕時間で製作させてもらうってことで見積もりも頑張ったけども、結局納期が全くなくなり、資材屋さんにも最短で材料を用意してもらっての製作入り。
まあ、こんなもんです。



前に作ったモックアップ。さすが、ラインもシャープでカッコイイ。


製材して、明日からの本格的な製作の準備。
まずは角度定規。これが肝心。原寸から全部の角度をベニヤで取りだす。何度とかって数字じゃないのだ。
なかなか一発で角度はキマらないから、テープを一枚二枚と貼りながら微調整。

ホントに、椅子はこういう製品には見えてこない物を大量に作らなければいけないのだ。
高価になってしまうことをご理解ください!!

2011年4月25日月曜日

5月21日から24日

5月21日から24日まで、故郷の茅ケ崎に滞在します。
その間、注文家具の無料相談に自宅まで伺います。連絡下さい。

詳しくはこちら。
http://gauzycalm.com/cn18/pg331.html



さて今日は、いよいよソファの設計。


いつも持ち歩いてる落書き帳をもとに、方眼紙にスケールとって詰めていく。

それから簡単にCADをおこして、明日に模型作って張り屋さんに相談に行かなくては。


午後には、以前ポストカード制作を依頼した、工房ミルの藤井さんに来てもらって、今度はショップカードみたいなのの打ち合わせ。
彼はミラノ帰りのデザイナー。お願いします!

2011年4月24日日曜日

日曜日

日曜日も。

家族にお願いして職場に出てきた。

ギフト用にと頼まれていた離乳食さじセット。



昼ころから仲間もちらほらと寄ってくれて。

じゃ何か作るかと、一緒に作業。


日もでた日曜日の午後、平和なものづくり。

差し入れありがとう。


6セット製作。
右はじのは仲間が作ったようじ。実はスプーンの端材。たくさん作っていた気がするけど、どうやら一本落として帰ったみたい。ししし、ゲット!



箱も6個。
全部1日は少しきつかったみたい。早く帰ろうと思ってたのにもうこんな時間だぜ。

2011年4月22日金曜日

作業中

Bacana原くんが僕の作業の様子を撮影してくれました。


と、まあ、ただ引き出しを組んでいるだけの話。

でも桐の引き出し。間口も1100ちょっと。立派なものです。

2011年4月20日水曜日

恩人

暗くなって、一人で作業してたら工場の扉が開いて。誰か業者さん来たなと思ったら

「りょーぞー!」って。

もう、すごい笑顔で。釧路の施設で働くタキモトさんだ!


彼は、高等技術専門学院の1期先輩。年は10くらい上かな?
しばらくは同じ寮生活だったこともあったのかな、いろいろ構ってくれたのだ。

そう、僕なんて高校を卒業したての18歳、家具に興味なんか無く、青春を謳歌することばかり考えていた。
木工には興味があったんだよ。でも、家具に興味ある高校生なんてそういないでしょう。

そんな僕に、本を見せてくれたり、札幌のインテリアショップに連れて行ってくれたり。1期上と、同期の仲間、みんな年上だったけど、僕を連れて行ってくれたのだ。

そして、楽しそうに、本当に楽しそうに木工やデザインの話をするのだ。
特に彼は椅子が好きだった。

彼は卒業制作で、チャイニーズチェアのレプリカを作ったのだ。

そして就職後も、よく話をきかせてくれた。
朝まで仕事して、家に帰って水のシャワーを浴びてまた職場に戻った話なんかを、ニコニコと話するの。

彼の人柄も、僕の見本。笑顔のパワー。圧倒的な努力家。


彼は、僕を素晴らしい家具の世界に導いてくれた恩人の一人なのだ。


だから僕も、笑顔でもって一生懸命、だけども楽しい木工や家具作りを年若い後輩たちに伝えたい。
厳しい企業の中に属していても、暗闇に入ることなく、家具作りの楽しさを忘れずに活き活きとしてほしい。
まだ業界に入っていない若者たちには夢を見せたい。苦しんでいる仲間達の励みになりたい。


彼のように周りに影響を与え続けて、報いたいと思っている

2011年4月18日月曜日

月曜日!

昨日は久々に一日休んだ。そう、どこにも出かけずに一日ゆっくり自宅で。

そして気持ち新たに月曜日。

時間かかるけど、ガシガシ研磨。
墨付け。

今日は寒かったけど、午後から日も射して、注文してたCDも届いて良い気分。
そしてCDもすごい僕好み。しばらく音楽は我慢してたけど、最近は欲しくてしょうがない。


2011年4月15日金曜日

学ぶ仲間

昨日、共に学びあう、人の良い仲間の事を書いた。


そういえば、僕にはもう一人、素晴らしい仲間がいる。

彼は今、ドイツで家具を学んでいる。


彼は年が同じで、以前勤めていた会社の後輩にあたる。西宮出身で関西弁トーカー。
彼の人柄は素晴らしく、彼に恥ずかしくない人格を身につけたいと思った。


苦しくてもう限界と思った入社満3年後、彼が入ってきた。
彼はその人柄で社内を劇的に柔和な雰囲気に変え、僕は持ちこたえることができたのだ。

彼もまた、とんでもない根性と友愛心を持っていた。助けを頼めば、夜を徹してでも力を貸し、決して裏切るようなことはしない。

僕はあの会社に人生を捧げる覚悟で、残りの40年近くを彼とともに働きたかった。


結局、僕が挫折して退職し、彼も数カ月後に離職した。そして渡独し、学びながら将来を模索している。

会社愛が強くて、全力で活動していた僕らは、なんだか戦友のような感じ。
僕にとって大きな財産の一つである。


僕も、独立したら思いっきり勉強したいと思っていた。
工場で製作だけだったから、デザインや経理、見積もりや資材の発注、広告宣伝。
33には、本当の意味で独立したいと思っているが、今はまだまだ学ぶばかりの時期。

とにかく学びに学んで、いつか彼とは仕事で関わりを持ちたい。
こういう仲間の存在が、遠く離れていても頑張る原動力となっている。

必ず、素晴らしい未来を勝ち取ろうと決意している。

2011年4月14日木曜日

ソファの設計

友人が、祖父がソファを欲しがっているから作ってみないか?と声をかけてくれた。

いろいろ試して、勉強の機会にしてくれという、あまりにもうれしい依頼。
しかも革張りで、予算もしっかり用意してくれている。


実は彼は、同じく働きながら木工や家具、インテリア、住宅内装や不動産を学びあっている仲間。
根性もあり、夜中でも本や資材を持って工場を訪ねてくる。

そして人助けのためでも、ものすごいエネルギーをかけることができる稀な人物。


こんな機会を与えてくれるその友人には、感謝が尽きない。報いるためにも、楽せずに一生懸命に設計して、いいものを作ろうと決心している。

だけどあまり待たせるわけにはいかないし、スピードも上げなくては!

2011年4月13日水曜日

応援者

応援してくれている人がいるって、うれしいことだ。


工場のお向かいさんにスツールを納品した。

デザインを見せずに製作したから、お披露目はドキドキ。
でもとても気に入ってくれた。ほっとして、それからすごくうれしくなって。

帰り際、飲みにでも行くかと声をかけて頂いた。うまいもん食わしてやると。
恐縮しながらも、もちろんご馳走になることに。


ご飯も魅力的だけど、彼と時間を共有できることこそ、最高のシアワセ。
半端じゃない、本物の大物経営者なのだ。ビジネス書読むどころじゃない、天上人の話を直接聞けるのだ。こんな経験ができるなんて。一生の財産だ。


こんな人に応援されていると思うと、本当に心強く感じるし、怠けている場合ではないと思えてくる。

感謝でもって、がんばろう!

2011年4月11日月曜日

新作スツール

スツールの依頼があって、新しくデザインしたスツール。

畳でつかうからと、畳ずりに。軽い椅子だ。


ちなみに、試作も兼ねているからサイズは2つ。違って見えるのは、錯覚ではなくてホントに違うのだ。

2011年4月10日日曜日

木好サミット開催

当別 「旅する木」で木好サミットを開催した。


旅する木は、廃校になった小学校にある。
だから、なんとなく懐かしい気がする廊下。


木工関係者を中心に、20数名が参加。
まずは勉強会ということで、数人が発表。


プロジェクターをつかってプレゼン形式。

トップは僕で、家具作りや木工に対する想いを中心に発表させてもらった。

次は、フリースクール 「どんぐり広場」の一色さん。
そして「湯の里デスク」 田代さん。
林業に従事している小川さん。
旅する木の須田さん。

がそれぞれ発表。

また、席を改めてから、「鈴木木材有限会社」の鈴木さんの売り込みも。
鈴木さんは後継者とはいえ、まだ23歳で、7時間かけてここまで来て、堂々と売り込みを。なんだか最近の旭川の業界では感じない、強い人間力を感じてしまった。






そして、旅する木の新しいスタッフが、もとスープカレー屋の店長ということで、本当においしいカレーを夕飯に。
そして畳をひいて体力許す限り懇親会。

なんで座敷のほうが、打ちとけやすいのだろうね。


ははは、男ばっかりで。微笑ましい光景ですね。


翌朝もカレーをご馳走になり。
スパイスを20種類も調合したんだって。
ところでもとカレー屋さんは衝撃的に面白い人で、日本列島を徒歩で縦断したり、3か月ほど豊平川の橋の下で生活したりと、もう僕の興味は尽きなかった。


そしてオヤジたちが教室のお掃除を。なんだかこんなことまで楽しい。


この後も、カフェや工場でゆっくりと楽しく交流。
独立系の工房さんばかりということもあって、みんなとても個性的。だけどもものつくりの人たちは、心が通じるのだね。楽しくて刺激的な時間を過ごすことができた。

新しく沢山の人達と知り合えて、思わずファンになってしまうような人ばかり。


場所を提供して準備をしてくれた旅する木の皆さまには心から感謝。おいしいご飯と、みんなの世話をしてこの企画を支えてくれた。

皆さま本当にありがとう、とても楽しかった!




僕らは課外授業で、小川さんに野幌森林公園を案内してもらった。

小川さんは、もと旭川の家具屋勤務。僕の技専の同級生、ジュンちゃんの旦那さん。
いろいろ話を聞かせてもらいながら、小川さんの森や木への想い、考え方、人柄、そして笑顔、全部素晴らしくて大好きになってしまった。

ありがとうございます。




さて忙しいぼくらは、この後、札幌に戻って「ギャラリー創」へ。
辻 有希さんたちの個展を見に。

彼女のデザインとエネルギー、若さに嫉妬してしまいそう。
年長者でありながら、大きな力をもらって帰ってきた。



さらにBacanaさんの打ち合わせに同行。
建築家の灘本さんの事務所へ。夕飯をご馳走になり、いろいろと話を聞かせてもらい。

ありがとうございます。

この2日間は、本当に楽しく、有意義だった。
この高揚感を持続させなが、明日からも飛ばして頑張ろう。

2011年4月7日木曜日

難加工

今日から本格的にスピーカーボックス。

こんな加工を。

木工関係者なら、厄介な加工とすぐわかると思う。



まず両側を45度にカット。持つところが少ないから、刃物のすぐそばを手が通過することに。




そして中央のカキトリ。

順序は、人それぞれ違うと思うけど。



こんな風に。不安定だから転ばないように。

ジグ使って慎重に。
やっぱり緊張する。毎回、指の心配しなきゃならない職業だから。

ということで、無事突破。


仕上げ。
刃物のあとは、丁寧に落とさないと。焦げとかも。


速い速い。

新人時代は、こんな研磨を一日中、残業だと10時間とかずっと、何日も。

だけども研磨が製品の完成度を大きく左右する大事な工程なのだ。

2011年4月6日水曜日

実寸モデル

椅子の実寸モデルを製作した。

札幌のデザイナー、吉本 亜矢さんの依頼。


いつものように、ツーバイ材を使用。一日で仕上げたかったけど、思ったよりも難解で半日くらいオーバー。まあ、そんなに簡単なものは来ないよね。
しっかり形になって、後は現物を見てもらって検討です。



そして次の仕事。

こんなカマボコ型を。
どうやってNCとかも無いのに加工したかというと、まあ普通にルーターで、細かく深さと定規を変えて何回も何回も通しただけ。木口に貼った型紙に合わせて加工するのだ。

その後鉋でならして、ストロークサンダで。
ここまでやるだけで2時間以上かかるけど、うまくできた。

2011年4月4日月曜日

多忙

職場のお向かいさんに依頼してもらったスツールを製作して、椅子張り屋さんに張りのお願いを。

お向かいさんは、なんだか地域の治安が不安に感じているらしくて、僕らが夜遅くまで明かりをつけて作業しているのが頼もしいと言ってくれるのだ。

僕のほうは遅くまでやっていて迷惑に感じていないか心配していただけに、うれしい言葉。

そして身近な旭川の人たちに、僕らが作った家具を使ってほしいと思っている僕の、すぐそばの方がオーダーしてくれた喜びも大きい。



そして張り屋さん。張り屋さんとは、学生の時の卒展製作のときにはもう会ったことがあるので、僕はとても親しみを感じている。
以前勤めていた会社もそこに張りを出していたし。

とても忙しそうにしているところに、自分の分のサンプルと2脚だけの打ち合わせをさせてもらった。
そしてソファのオーダーももらっていたので、いろいろと助言をしてもらってきた。

こういう気ごころしれた協力者が近くにいるということが旭川のいいところ。
自分の仕事で打ち合わせをするようになったことも、なんだかオトナになったみたいでうれしい。



そして。
前に作ったヤツみたいの細いのを、うちのチビ達の平均台に作ってということで、超速で製作。ちょうど新しいステインを取ったところだったから、着色の実験も兼ねて塗装。

チーク色。ナラがいい感じに染まって満足。遊んでくれるかな。




そしてこっちは、前々から話をしてもらっていたスピーカーボックスの試作。

2枚はぎを2枚分の写真。
厚い板を半分に割って、ブックマッチに。その割るのが恐ろしい。
昇降盤でわるのだが、のこをガッパリ出して。危ない危ない、いつも怖い思いでの作業となる。


さあ、今週も頑張ろう。


そうそう、今週末は、当別の「旅する木」でイベントが。
http://www.tabisuruki.com/ivent-summit.html

ぜひご参加を!!

2011年4月3日日曜日

フラワーベース

母の日向けギフトを開発して、ネットショップで販売を開始した。

http://item.rakuten.co.jp/mukukoubou/c/0000000563/


僕が製作を担当したフラワーベース。



花がダメになった後も末長く使えます。ちょっとした物入れとしても。