もはや年末。
来年の展示会準備もあって猛烈な忙しさと資金難に喘ぎながらも。
来年はIFDA 国際家具デザインフェア旭川の年。苦難の年である。
実は今回は応募も出来ずに情けなくも棄権した僕だけど。
旭川の志ある作り手たちにとっては、しかしこれからが勝負なのだ。
応募総数で900点弱あったのだろうか、一次審査を通過した30数点の作品。
一次審査は平面での審査だが、二次は実物審査。自分で製作できないデザイナーは、その試作を旭川のメーカーが肩代わりするという仕組みなのだ。
先日がその試作検討会、家具組合加盟企業で意欲のある10数社が参加。
わずか10数社とも言える。全て10名以上の規模の会社である。
わずか3名の企業なんてうちだけである。ちなみに前回は組合にも入っていないし、まだ一人だった。
試作にはいちおう予算はつくのだが。
20万程度では話にならない。
審査通過作品で簡単なものなんて無いし、展示会では業界人にじっくり隅々まで見られるし、下手な物を作ったら旭川家具をおとしめる事になる。
検討会は、なんとも言えない空気ではある。
まず一通り試作依頼のあった作品の説明が。
新しい作品が映し出されるたびに歓声とも呻き声ともが漏れる。
それは自分も同じ事。
挑戦したい気はもちろんあるが、待ち受ける困難は想像するまでもなく、その直接的な対価は得られない。
吐き気がする。やってはみたいが、食っていけるのか。
いよいよ選定。というよりは早い者勝ち的な発想。
残ったやつはヤバいと思いながら、声が出ない。
かと言ってどうせやるなら難しいものをとも思うし。
いや、無理だろ、気配を消そう。
という時に、「これ木村君どう??」
「手ぶらで帰らせてください」
案の定ブーイング。
「○○番やらせてください!」
ということで、結局担当することに。
悲痛な会議ではある。
どの会社も、本当に大変なのだ。余裕のある家具屋なんてどこにも無いのだから。
それも、作れるか分からないものを作るのだ。
押し付け合い的なところは確かにある。
でもみんな会議に来ているのだ。
どう考えたって大変な作品群を前に、しかし皆の顔は笑顔でもある。
そして今回特に思ったのは、各メーカーが担当するでろう若いスタッフを連れて来ている事だ。
そして誇らしい事の一つは、やはり僕の古巣は挑戦する事だ。
経験した事があるような椅子にはあえて名乗りを上げず、違うものに挑戦する。
そしてもしもやり手がいなければ、やってもいいよという姿勢。
苦しい事嫌な事は沢山あったが、しかし良いところで経験させてもらえたと思える。
各社事情はあると思うが、会議に来ない会社は逃げたことと同じだ。
わずか2、3人のうちでもやろうというのに、残念に、寂しく思う。
そのぶん、共に挑戦する他の会社には本当に敬意を抱く。
さあ、何にしても。
わずか数ヶ月の後には、あのリストの作品が形になって並ぶのだ。
現場ではまさに苦難と試練が続くだろう。
おそらく各社に散らばる仲間たち、友人知人も多くが関わる事になるはずだ。
僕の担当するものも容易ではない。
何だか毎年そうだけど、来年も挑戦の年になる。
2013年12月27日金曜日
2013年12月14日土曜日
頭がいっぱい
本当に久しぶりに、ホームページを更新した。
履歴を見たらなんと、16ヶ月間更新無し。ほんのちょっとな感じだったけど、もうそんなに過ぎていたのだなと。
そう、パソコンの調子が悪くて。どうせならMacにしようと思って。
仕事が少し落ち着いてからなんて思ってて。
パソコンが変わるから、ホームページ作成ソフトも替えないとってなって。
やっとパソコンをMacに移行したら、またまたいろいろ分からない事だらけで。
そんなこんなで16ヶ月。
でも来年2月の茅ヶ崎での個展までにホームページを再構築しなければ。
先週大きく体調を崩した事もあって、もう僕はしばらく事務作業を。
考える事、分からない事たくさん。
何にも進まないのに、日々はどんどん過ぎて。
がんばろう。
履歴を見たらなんと、16ヶ月間更新無し。ほんのちょっとな感じだったけど、もうそんなに過ぎていたのだなと。
そう、パソコンの調子が悪くて。どうせならMacにしようと思って。
仕事が少し落ち着いてからなんて思ってて。
パソコンが変わるから、ホームページ作成ソフトも替えないとってなって。
やっとパソコンをMacに移行したら、またまたいろいろ分からない事だらけで。
そんなこんなで16ヶ月。
でも来年2月の茅ヶ崎での個展までにホームページを再構築しなければ。
先週大きく体調を崩した事もあって、もう僕はしばらく事務作業を。
考える事、分からない事たくさん。
何にも進まないのに、日々はどんどん過ぎて。
がんばろう。
2013年12月9日月曜日
Dal Cuore AVボード
なぜかまだアップしていなかった製品が。
しかもずいぶん気に入っている製品なのに。
ハイエンドシリーズDal CuoreのAVボード。
配線をしやすくするため、軽快感を出すために背板を無くし。
引き手は特注で製作してもらっているオリジナルの真鍮金具。
本体は全て無垢材、片側から天板、反対の側まで木目が通っている。
引き戸はとても繊細に納めているため、無垢では伸縮が心配なのでツキ板張り(厚単板)。閉めるとやはり木目は通っている。
アジャスターも真鍮。
面の取り方や引き戸の納まりは非常に繊細。
シンプルな形状だが。手間と神経を使う。
類似の製品は多いけど。
簡単に作るためのシンプルが多い。
シンプルで複雑、かっちり作る。僕の好みだ。
2013年11月26日火曜日
結婚10周年
11月23日で、僕ら夫婦は結婚10周年だった。
その記念に。
その記念に。
リングをオーダー。
昨年、SYMBIOSISでの展示会でお世話になったAI KOMORI に依頼して。
自分たちのために製作してもらうということ。
札幌に何度か通って、打ち合わせをして。デザインを起こしてもらって、サイズ合わせをして。そんな過程もとても楽しくて。
出来合いのものをただ手に入れる以上の素敵な思い出に。
製作して頂いた小森さんもとても素敵で。
全ての人にお勧めしたい。
そして、一日早いけれど22日には記念ディナーを。
今年、沢山の家具を納入させて頂いた中富良野のオーベルジュ erba stella で。
渾身の設計のDal Cuore で食事を。
ディナーが、もう本当に感動的なほどにおいしくて。
旬の野菜を使用した「やさいイタリアン」というコース。
テーブルがわずか3卓で、普段は宿泊メインなのでディナーのみは冬期だけだけど。
だから宿泊も3組限定。非常に濃度の濃いサービスを提供したいというオーナーの気持ちだと思う。
だからとてもおいしくて、幸せな気分に。食事でこんなに幸せな気分になれるなんて。
そう、あっという間に結婚して10年が。
23歳で結婚して。
28で双子がまれて、29の誕生日に退職願を書いて。
30になる歳の春に開業して。
妻には経理をお願いしている。
その為に彼女は簿記を勉強して、資格も取って。
じゃあその資格を活かしてみようと言い出して会計事務所に勤めて。
毎朝お弁当を作ってくれて。僕とスタッフの日下くんの二人分を。
だから僕は仕事を頑張れるんだ。
2013年11月21日木曜日
仕事たくさん
くたびれたぜ。
同業から頂いた仕事、年末に向けてどこも忙しくて、応援の依頼で。
有難い事、でも納期も厳しいので。
自分の仕事じゃまだまだ考えられない程の数だから。
作ることは、作るだけなら少なくとも誰かが作れるものなら何でも作れると思うけど。
よくこれだけ売れるものだと感心する。
潔いくらいシンプルでカッコ良いけれど、なかなか一般家庭で使うには提案が通らないもの。
ただただ感心してしまう。
そういえば、出てきた写真。
テーブル THREEの脚。簡単そうに見えるだろうか、とても難しい。
同業から頂いた仕事、年末に向けてどこも忙しくて、応援の依頼で。
有難い事、でも納期も厳しいので。
自分の仕事じゃまだまだ考えられない程の数だから。
作ることは、作るだけなら少なくとも誰かが作れるものなら何でも作れると思うけど。
よくこれだけ売れるものだと感心する。
潔いくらいシンプルでカッコ良いけれど、なかなか一般家庭で使うには提案が通らないもの。
ただただ感心してしまう。
そういえば、出てきた写真。
テーブル THREEの脚。簡単そうに見えるだろうか、とても難しい。
2013年11月11日月曜日
もう大変
例の椅子です。
圧締の道具も数に限りが。
だから一度には出来ずに、2時間おきくらいに。
10脚分だから、20本分。
コの字型を二枚積層しなくてはいけないから、コの字は40枚。
急いだって、早くできるはずがない。
試しに削ったもの。この部材のために。
R定規って、ものすごく高価だから。
図面も自分で作成しなくてはいけないのだが、測定のためにも何本も定規を作って。
椅子一脚分のための型。これだけ必要な椅子はそんなにない。
時間がかかるわけだ。
念のため。
型は全部、手描きで書いてバンドソーで切って、手研磨で形を整える。
単純RだけはCADでプリントアウトして、それを貼るけれど。
膨大な手間がここに、そして椅子作りの真髄もここに。
型をもとに作った治具の数々。
悩み抜いて、工夫を凝らした治具も。
出来上がった椅子には全く見えてこない副資材の数々。
まさか数時間でできるはずがない。
これが椅子作りなのだ。
本当に利益を出すのは難しい。
ちなみに、普通の箱モノならばほとんど治具を製作する必要はない。
じゃあなんで椅子を作るのか。
それは、ただ椅子が好きだから。
椅子を作らない家具屋になりたくないし、作らないは作れないとほとんど同じ。
相談されたら逃げたくない。
そう、やっぱり、やせ我慢なところはあるけどね。
圧締の道具も数に限りが。
だから一度には出来ずに、2時間おきくらいに。
10脚分だから、20本分。
コの字型を二枚積層しなくてはいけないから、コの字は40枚。
急いだって、早くできるはずがない。
試しに削ったもの。この部材のために。
R定規って、ものすごく高価だから。
図面も自分で作成しなくてはいけないのだが、測定のためにも何本も定規を作って。
椅子一脚分のための型。これだけ必要な椅子はそんなにない。
時間がかかるわけだ。
念のため。
型は全部、手描きで書いてバンドソーで切って、手研磨で形を整える。
単純RだけはCADでプリントアウトして、それを貼るけれど。
膨大な手間がここに、そして椅子作りの真髄もここに。
型をもとに作った治具の数々。
悩み抜いて、工夫を凝らした治具も。
出来上がった椅子には全く見えてこない副資材の数々。
まさか数時間でできるはずがない。
これが椅子作りなのだ。
本当に利益を出すのは難しい。
ちなみに、普通の箱モノならばほとんど治具を製作する必要はない。
じゃあなんで椅子を作るのか。
それは、ただ椅子が好きだから。
椅子を作らない家具屋になりたくないし、作らないは作れないとほとんど同じ。
相談されたら逃げたくない。
そう、やっぱり、やせ我慢なところはあるけどね。
2013年11月5日火曜日
やりたいことだらけ
あの椅子、ようやくここまで。
図面を起こすところから始めて。
本当に苦しかった。
もう逃げ出したいくらい、難しくて、進まなくて。思っていた予定を遥かに越えてしまって、お客さんには迷惑を掛け続けている。
電話が鳴るのが怖くて、納期遅延が申し訳なくて。
それもようやくここまで来れた。
次は張り屋さんの番だ。
張り屋さんも苦労することは間違いないが。
僕がやってみたいばかりに、NCマンにも張り屋さんにも大変な負担をお願いしたが。
ここまで来たら。
余計に時間がかかってしまうけど、この一脚をちゃんと仕上げて。
木部製作も、やはり一度作ってみることが大事だ。
それは張り屋さんも同じ。
この試作の製作代がどうなるとかは考えないようにして、もう良いものを作る以外に道は無い。
さあ、この後追いかけて10脚製作、追加をもらえるだろうか。
いずれにしても、もはや利益どころの製作日数ではない。
新たなプロジェクトにも関わるかもしれない。
どうなるかわからないけれど、楽しみになってきてはいる。
その他にも、年末に近づいて業界はずいぶん混みだしたようだ。
有難い事に、製作協力の依頼があちこちから。
基本的にGCWは、ユーザーへの直販をメインにしているが、業者からの依頼も受けている。
外部のプロの考えた図面をもとに製作することは、重要な経験になる。
自分達のスキルアップのためにも必要な事だと考えている。
そもそも同業の先輩企業から依頼を受けること自体光栄なことだ。
旭川を代表するような会社だったり、日本有数のブランドからだったり。
もう、全部やりたい。
仕事が楽し過ぎて、体力が続けばずっと仕事をしていたい。
図面を起こすところから始めて。
本当に苦しかった。
もう逃げ出したいくらい、難しくて、進まなくて。思っていた予定を遥かに越えてしまって、お客さんには迷惑を掛け続けている。
電話が鳴るのが怖くて、納期遅延が申し訳なくて。
それもようやくここまで来れた。
次は張り屋さんの番だ。
張り屋さんも苦労することは間違いないが。
僕がやってみたいばかりに、NCマンにも張り屋さんにも大変な負担をお願いしたが。
ここまで来たら。
余計に時間がかかってしまうけど、この一脚をちゃんと仕上げて。
木部製作も、やはり一度作ってみることが大事だ。
それは張り屋さんも同じ。
この試作の製作代がどうなるとかは考えないようにして、もう良いものを作る以外に道は無い。
さあ、この後追いかけて10脚製作、追加をもらえるだろうか。
いずれにしても、もはや利益どころの製作日数ではない。
新たなプロジェクトにも関わるかもしれない。
どうなるかわからないけれど、楽しみになってきてはいる。
その他にも、年末に近づいて業界はずいぶん混みだしたようだ。
有難い事に、製作協力の依頼があちこちから。
基本的にGCWは、ユーザーへの直販をメインにしているが、業者からの依頼も受けている。
外部のプロの考えた図面をもとに製作することは、重要な経験になる。
自分達のスキルアップのためにも必要な事だと考えている。
そもそも同業の先輩企業から依頼を受けること自体光栄なことだ。
旭川を代表するような会社だったり、日本有数のブランドからだったり。
もう、全部やりたい。
仕事が楽し過ぎて、体力が続けばずっと仕事をしていたい。
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