2021年が始まった。
2020年は、やはりコロナの一年だった。
受注が低調ではあるが、もっと悪い予測もしていた。
しかし、工場長の粟村くんの退職、独立とそれに伴なって工場長の交代。
そして重要な転換点になると思っている原田くんの参加によるインテリデザイン業務の本格始動。
そのような変革の時期だから、少し落ち着いてちょうど良かったのかも。
2021年は、変革の2020の出来事をしっかりと機能させていく。
傳里(でんり)工場長体制を確かなものとしていく。
工場長が生産管理をするのはもちろんだが、取引先や仕入れ先と打ち合わせや納期の調整のほか、見積もりと金額調整、受注の判断まで渉外交渉も担当する。
10数名以下程度の多くの注文家具屋では経営者がその業務を担当する事が多いため、家具屋としての渉外のノウハウを工場で経験を積んだ人間が蓄積できない。
より多くの人と関わって、より多くの判断と決定をしていく事は容易なことではないが、しっかりと支えて行きたい。
そして東京事務所。
独立した粟村 勇太の新会社、株式会社セドに窓口業務を委託。
彼の人柄と実力からすれば遅かれ早かれ軌道に乗せると思うが、できる限りの後押しをしてCEDO → gauzy calm worksというラインを早急に評価してもらいたい。設計事務所案件など面白い製作の受注を続けて、いつか設計者たちの間で、「とりあえずセドの粟村に相談だ」って噂が立てば良い。もちろん、その時に製作を任せてもらえるように甘えることなく確かな製作をしていかねければ。
もう一つ。
インテリアデザイン業務。
内装設計、監理の実務経験を持つ原田くんの加入によって本格的に取り組みを進めていける。
彼がより活躍できる環境を構築して受注を進めていきたいとの矢先に、立て続けにインテリアの相談が。良いタイミング、幸運も持っている。
原田くんの加入後の半年間の仕事ぶり、取り組み方。その姿はものを言わずとも圧倒的な信頼感を出す。
旭川に来て学び、僕と同じ会社に勤めた同門。数年前に旭川を離れるときは痛ましい思いだったが、それで良かったのかもしれない。
原田の今後の飛躍に、gcwも乗せてもらって飛び立ちたい。
まずは今年、いくつかの案件を実現させたい。
他にも。
技能五輪を意識した製品開発を山口くんが進めている。
ちょっと、すごいものになる予感も。発表の舞台やプロモーションを考えることも楽しい。
もちろん日々の製作を支える工場も。
皆の確かな成長を促して、各々のしたいことも後押ししたい。
創業して10年が経ち、さらなる成長の種も仕込んである。
2021年、コロナ不安は尽きないが、大きな年になる予感です。
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