2019年3月28日木曜日

9周年

FBには記事を投稿していたが、3月10日で独立して9年が経った。

あんなに長く苦しい戦いの日々だった勤め時代は、今思えば8年半。
もうすでに職業人生としては独立後の方が長くなっていた。

そしてこの春で、旭川に来て20年。
18だった僕が、38になり、恩師はいよいよ完全に定年退職で。

もう結構時間を使ってしまった。
まだまだ道半ば、なんてもんじゃない。

それでも、旭川に来た時は木を使ったものづくりで生きていきたいと漠然と思っていただけのモラトリアム真っ只中。
家具かぁと思っていたのが、これは本当に面白い、一生を掛けられると確信した時、目の前に光が差して自分の行く末が光り輝いて見えたような気がしたのは学生の時。


あれから。
工場シェアという形で独立して、その時は据え置きの機械は一つも自分のものじゃないし、組織としては独りだし、自分のブランドどころか自分のデザインの製品一つないし、もちろんお金も無いし。

今、共に働く仲間たちは10名を超え、新品の機械の購入などある程度の設備投資もできるようになり、単独で路面のショールームまで構えるまでになった。
3年前には技能五輪で全国大会に若者を送り出すことに感慨を感じていたが、今年はなんと早くも国際大会に選手を出す企業にまでなった。

しかし、まだまだこれから。
ショールームを作って家具小売に挑戦するが、同じ家具を扱っているだけで製造と小売は全く別の商売。楽観は全くしていない。
投資が嵩んで相当に財政が痛んでいるところに、五輪国際大会への挑戦。

博打を打つ性分ではなく、堅実第一主義の僕。
それでも企業の存続に関わるほどの挑戦が今年。

一生の記憶に残るであろう10年目の挑戦の数々。

必ず何かを掴み、さらに素晴らしい未来に繋げたい。



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