産地展も無事に終わって。
ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
多くの方がGCWの家具を気にして頂き、真剣に商品説明を聞いて頂いた。
卸売りが出来ないので残念がられて申し訳なかったが、過剰に投資せずにゆっくりと力を付けていきたいのだと伝えると、皆様から応援の言葉を。
今はまだ、家具メーカーとしてのモラトリアムでもあると考えているが、ユーザーへの直販は中心に据えている。
それは、しっかりと使い手の事を考えて物を作るためだ。
生産と販売を切り離してしまうと、ものづくりが荒れる傾向があることを知っているからだ。
設計や販売を完全に外部依存してしまうと、製造現場では使い手の事を身近に感じることができなくなってしまうからだ。
すると、ものづくりは本来使いたい人のため、ニーズがあって始まるはずが、いつの間にかものづくりのためのものづくりになってしまう。
工場のためのものづくり、仕事のためのものづくり、そして設計事務所やインテリアショップのためのものづくりに堕ちていく。
心の無いものづくりは人を幸せにできないと思うし、つまり自分も幸せになれないと思う。
それを防ぐ方法が、自分で売ることを本気で考えながら製作することだと思う。
急成長を望まず、自分達のものづくりをしっかりとコントロールしながら、然るべき方向を模索したい。
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