2011年10月11日火曜日

旭川木工スクール

旭川木工スクールという名称で、工芸センターで椅子製作の実技講習会が。全7~8回の講座。


講師は、家具工房 木魂の服部さんと、工房 橅の中村さん。

僕も、いちおう椅子製作の経験はそれなりにあるが、せっかくの学べる機会だし、参加させてもらった。

それにしても、楽しい。
正規受講生10名と、見学者数名だが、久々に会う仲間も多いし。

その仲間たちで、実際に同じ図面を見ながら、ああだこうだと。
ジグ作りのちょっとしたテクニックだったり、便利な道具を披露したり。

沢山の企業に属する人が集まっているから、うちではこうだとかああだとか。

接着剤は何を使ってるかとか、どうやって塗ってるかとか。
ダボのきつさはどんなもんだとか、太さ長さは何が適当かとか。

NCのプロフェッショナルもいて、そっち方面の実際の話を聞けるのもうれしい。


本当に楽しいんだ。
あっという間に3時間くらいは過ぎてしまって。


もうすぐに10時くらいに。

でも、僕たち民間の業界人がこうやって勉強するのは当たり前。
それが、工芸センターで、職員の方々も大勢で対応してくれるなんて。

こんな恵まれた時間を過ごすことができるなんて、旭川だから。
とにかく熱心に学んで今後の仕事に生かすことで、この感謝を表したい。

2011年10月10日月曜日

アメリカ報告会

Bacana原くんが、アメリカに研修旅行に行き、その報告会をしてくれた。

十数名が集まり。
この旅は、カンデハウスの長原さんが、アメリカで工房作家が年に一度、力作を製作してオークションを開くというのを、旭川でも実現したいとの思いから企画されたもの。

昨年にも視察の話があったが、その時はもっと業界の上の人たちで行ったようだ。

それが、今年は旭川の若手を中心に視察に行こうと企画されたもの。
僕もとても悩んだが、やはり僕は、行くならヨーロッパを見たいと思い今回は留守番することに。


僕はドイツの見本市を視察に行ったことはあるのだが、今回はあちこちの工場、生産現場を見ることができたそうだ。その方が、ある意味勉強になる。


オークション自体は、確かにすごい代物が出品されているようだ。
最近、「魂の木工家具」なんて本が出ているが、その本の内容みたいな感じ。かなりアートに寄っている。

旭川での実現に向けて動いていくそうだが、やることになれば、当然僕も挑戦する。おそらくかなりの負担になると思うし、そもそも売れないと一円も入ってこないという話だが、売れようが売れまいが、好きに作って評価してもらえるなんて機会にはぜひ出ていきたい。

手間かけすぎてバカみたいな感じのもの、実はやってみたいことが沢山あるんだ。


それにしても、ぞっとするような話。
アメリカのどっかの工場は、工員30名ほど全てがベトナム人という会社があったそうだ。

旭川の業界にも、もっともっと留学生が来るべきだと思っているが、これはどんなもんか。
しかし、きっと日本もこんな時代がくるのだろう。

僕も、数年後にはスタッフを入れて規模を少しずつでも大きくしていきたいと思っているが、会社と従業員の関係というものをしっかりデザインしないといけないと思っている。その意味や、将来性をしっかりと見ていないと、安い労働力に流れてしまう。
ローカルにこだわってグローバルに活動することが目標の一つ。世の中のグローバル化に飲み込まれないように生きていきたい。

2011年10月7日金曜日

テーブル完成

しばらく苦戦したテーブルも製作完了。

まだデザイナーさんの発表前だから、一部詳細を。

このコマ入れの成型の脚もだけど、天板と足の納まりも大したもの。
天板下の大きな面が、ツラで納まった脚でゼロになるような造形。

オイル仕上げ。
割とみんなは、オイルではツヤ無しを希望するけど、今回はツヤ有りの希望。
リボスにはちゃんとツヤ出し用のオイルがある。

このウォールナット無垢材のテーブルのツヤ有りは、もう大変な存在感。
さっき来た資材屋さんの最初の一言

「うっわ、高そう」



自分じゃ絶対に書かないだろうデザイン。
だからこそ、こうやってデザイナーさんとのものつくりは楽しい。

なんせ、デザインで個性を出したいと思ってデザインされたデザイナーさんのプロダクトが、普通な訳がない。確実に苦労するのはわかっていても、それでも挑戦したくなってしまうし、完成した時の嬉しさは大きい。

できることだけ、やったことがあることだけやるなんて、ものづくりなのに全然クリエイティブじゃないじゃないか。


逃げずに挑戦、仕事を楽しむ。シアワセな毎日だ。

2011年10月6日木曜日

コマ入れ成型脚のテーブル

相当な苦戦をして。

画像が作業の途中からになっちゃったけど。
先日のコマ入れ成型の脚が、テーブルの角に45度に傾いてツラで納まる。
金物でジョイントするから、先に金具を仕込んでそれぞれに番号を振って仮組みし、カットする墨を引く。

カットは、大きな天板を機械に載せるのも大変だから、手鋸で。下手に機械を用意してどうこうよりも絶対早い。


ごく一般的なレッグジョイント。


天板裏に大きな面を取る指示だけど、脚の根元でゼロにするということ。
図面じゃ詳細も不明で、サンプルの提供もないから自分で検討。

端材を実際に削ってみて確認する。やはり原寸モデルでの確認が必須。おそらくはデザイナーさんも曖昧だと思う。
ちなみに、たとえ刃物を作ってNCで加工しても、図面のようには加工できない。何度もNCを通すか、結局手加工するか、どちらにしてもコストダウンが難しい。


モデルで確認し、実際に加工を。
特殊で大きな面だから、加工が大変。刃物を作っても、こんな大きな刃物をハンドルーターで回すなんてとっても危険。

ところで、僕らは危険とわかっていても、ヤルことは多い。商売道具の指を賭けることもある商売。

話戻って。
写真は試しの測定材。小さな刃物を、墨に合わせてセットし、実物を加工する。


機械の刃物の深さと、木端面からの距離をいちいち合わせながら、何度も何度も通す。


うまいもんでしょ。
決して難しいことではないし、家具屋ならだれでもやれるだろうけど、実際やったことがある人はそんなに多くないのでは。

これを実際の天板にうつして。
機械でやれるぎりぎりで加工を止めている。

ということは、残すところ手加工。

で、加工を終えたところ。
この面が逃げていくところは、面のアール自体が変化していくから単一の刃物じゃ加工できないのだ。

こうやって荒く加工したものを、キレイに仕上げるのは莫大な労力。




表を向けたら、そんなに苦労の跡が見えないのが残念。

ところで、この天板がまた珍しい。
幅35ミリの一本モノを24本矧ぎ合わせ。相当な手間で特注の集成だから、かなり高価。

面白い表現だと思う。


さあ、後は塗装だ。

2011年10月5日水曜日

新スツール

スツールを製作した。


HOUJI 5とセットでの使用を考えて。
とても悩んだ。

もっともっと手をかけたくなっちゃうけど、それで高価になることをお客さんは喜ばないだろう。
とにかくシンプルに考えて。


ちなみにこのサンプルの座は、エゾシカの本革。そして北海道産ナラ材。

2011年10月3日月曜日

コマ入れ成型

札幌のデザイナーさんの仕事。

ちょっとしたコマ入れ成型。
ウォールナット部は、片側4枚の引き板を。

とがった先端をつけるのは至難。
一枚じゃ無理?って、デザイナーさん。
20ミリもの板が、こんな急に曲がらないでしょう。


せっかくなので、なんとか厚い板を手配して。
メープルの厚板。
ウォールナットは、一枚の板を番号振って割いて、また順番通りに積層。同じ木だから、積層のあとが目立ちにくい。
割くために鋸を入れるから、鋸の厚みと鋸を入れた回数の積の分はすべて粉に。割った後も、鉋盤で厚みを決める。
歩留まりが非常に悪く、手間もすごいから、とても高級な加工だ。

2011年10月1日土曜日

いつの間にか10月

もう10月。

急げば急ぐほど、時間は早く過ぎていくようだ。
9月はずっと体調が悪くて、まだ全快しない。

そんな中、展示会の準備やソファの製作、かなりの難しい椅子、そしてまた椅子と、今月は全て脚モノの製作。どれも全速で走った。


もう最後、昨日か一昨日くらいには疲労でか、立っていられなくて座りこむくらい。


それも無事、すべて終わって。


さて、少し休んで次だな。