3年に一度のIFDA(国際家具デザインフェア)。今年10回目。
メインイベントのデザインコンペ、その一次選考はCGなど平面での選考。
一次突破作品は、今度は現物での2次選考により最終審査を行う。
2次選考のためにデザイナーは現物を提出しなくてはいけないが、その試作製作を旭川のメーカーに無償で委託できる。
その試作は、基本的に家具組合加盟メーカーの有志が分担して請け負うというルール。
僕は勤め時代の2005年から担当し、独立後も継続して試作の製作を担当してきた。
独立直後の2011は非組合員、一人の個人工房という、何れにしても試作を担当したメーカーの中で唯一の存在だった。
試作製作は当然ながら大変な困難であり、3年に一度来る試練として心と体に刻まれている。
だからこそ思い入れは強く、逃げずに取り組みたい。
今回は2作品を担当。
一つは工場長の粟村が。
工場の生産を優先したいと、毎日仕事の後に一人で取り組んでいる。
工場長としての強い自覚と、「やってみたい」という作り手としての情熱が溢れ出ている。
なんだか、自分を見ているようで。
なんだか、自分を見ているようで。
デザイナーの来旭に合わせてのモックアップ、最終的には朝4時前までやっていたそう。
時間内は、工場長として采配を見事に振るっている。
今期6千万の生産高を予定しているが、その生産管理を彼が全て行っている。
個人の作り手としても間違いなく優秀。IFDAの試作を形にしていることからもわかる。
今期6千万の生産高を予定しているが、その生産管理を彼が全て行っている。
個人の作り手としても間違いなく優秀。IFDAの試作を形にしていることからもわかる。
なんと、まだわずか満2年の経験。
訓練校も出ていない。こんなヤツがいるんだなと思う。
訓練校も出ていない。こんなヤツがいるんだなと思う。
すでにマネージャーとしてもプレーヤーとしても優れた成果を出している。
入社数ヶ月で工場の皆の心をつかみ、自然と頼られている姿にエースの素質を感じたが、そんなものじゃない力を持っているようだ。
入社数ヶ月で工場の皆の心をつかみ、自然と頼られている姿にエースの素質を感じたが、そんなものじゃない力を持っているようだ。
生産現場で修行している若者たちは焦った方がいいのかもしれない。10年の経験があってもここまでなかなか出来ないだろう。
逆に、家具屋になりたいと思っている人には朗報かもしれない。
わずか2年でここまで出来るのだ。
わずか2年でここまで出来るのだ。
情熱、思いの強さが人並みじゃない。
その心が行動を促し、集中力を保って考察し、驚異的な急成長をなしている。
まだまだ成長途上、彼自身の今後も、彼が作る工場の若いチームも、楽しみ。
そして若い人間の活躍は他社の人間にまで影響を及ぼすもの。
誰だって「自分だって」と思うもの。一人一人の心に何かが起きていけば、業界はより活性化するはず。
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