2015年12月20日日曜日

もうすぐ

もうすぐ、今年最後の山場を越える。

あまりに忙しく、沢山の出来事もブログに書く事も出来ずに。
毎日はあっという間に過ぎて、沢山の製作依頼と、思う事も沢山あって。
悩んだり、苦しかったり。
楽しかったり。



業者からの依頼は、思いもよらない形状や構造を要求されるから。
大切な職業訓練になる。








2015年11月22日日曜日

二階にもストーブ

工場の2かい 二階にもストーブを。



今年、せっかく二階も綺麗にして、作業も出来る様にしたのだから、暖房も。
現場用のストーブなんかでも充分に暖かいのだけど、空気が汚れて嫌だ。

事務所と同じような、FFストーブを新たに設置。

仕事するためには暖房を買わなくちゃいけないけど、その費用は仕事で稼がなくちゃいけなくて、費用掛けたから沢山仕事しなくちゃいけなくて、、、。

ゆくゆくは一階の本工場も灯油ストーブを導入したい。

2015年11月20日金曜日

増員

gauzy calm works のメンバーが一名増えた。








だんだん賑やかになって来て。

ほんの数年前までは一人だったのに。


男性4名、パートの女性3名に。
そして今週から、今年も冬の助っ人が一人。

それでもこなしきれないほどの仕事の依頼。

日々深夜、先週は名古屋、昨日札幌、明日は洞爺、来週東京、来月また東京と怒濤の出張。

楽しい仕事。

2015年10月25日日曜日

メディア

最近、取材の依頼を頂く事が随分と増えた。



先日の北海道新聞、上川版の「光る企業」コーナーも。




先日もTVの取材や、中国や台湾のメディアを招いて案内する経産省の事業の訪問先にも入れて頂き、沢山の海外メディアの訪問を受けたり。

また、中学生の職場体験先として依頼が来たりと。


有り難い事。
多くの先達が築いた「旭川家具」、しょうもないと思う所もあるけれど。
それでも継続して築いて、残してくれている。なんだかんだその積み重ねは偉大で、大事に繋いでいかなくてはいけない。

かつて、特に表現での遅れに辟易し、現場の人間を軽視する風潮に強く反発を感じたものだけど。
現場の人間がどんどん疲弊して夢を無くして、不毛なものづくりを継続していかなくてはいけない現実に怒りを感じていたけれど。
もう、業界や会社に文句を言っている段階ではなく、自分達が作り上げていかなくてはいけない段階になっていた。

木工は基本的には簡単で、作れることは当たり前。
作れて当然という背景を持って、どんどん外部にアピールを。
また、産地旭川への愛情と敬意を表明しつつ、否定もしながら発展を期す。
一生懸命、楽しく、夜中まで苦しいけど。そんな姿はきっと業界を刺激してよいものづくりに反映され、ものづくりをしたい若者たちの旭川への流入が増えていくはず。

いいお客さんといい仲間を増やすきっかけを作ってくれるメディアの皆さまに感謝して、より魅力的な自分達になるよう努力を続けたい。




2015年10月20日火曜日

目まぐるしい日々

一生懸命な毎日だけど。
気が滅入ることが続いていて。

だけども家具をお届けしたお客さんから暖かい手紙を頂いたり。





苦しい時に、頑張れるような力になる。


そして、以前からいらっしゃるかもとお聞きしていた方が来社。

かつて勤め時代に、武者修行に転職しようと思っていた埼玉の特注家具屋の会長さん。
もう10年近く前、会社を訪問してお話をお聞きし、会社を辞めたらまた相談に来ると伝えて。帰り道に吐きそうなくらい悩んだ事を思い出す。
旭川に戻って、勤め先に辞意を伝えて、慰留してもらって。
結局埼玉に行く事は無かったけど、良かったのか悪かったのかは分からないけど、人生が動いた気がして、そして今に確かに繋がっている。

そんな方の来社には、感慨深いものがあって。

とはいえ案内している旭川の方とお二人、大変刺激的なお話で。
お任せ頂けそうなお仕事も、下手打つ訳にはいかないなと。

おそらく特注家具製造の頂点にいる一人。
なんだか大きな経験をさせて頂いた。力が湧くようで。


そして、そんな時だから、いつも水でお世話になっているノース物産さんからカニを購入して、事務所でカニと鍋の会を。
あまり大勢にならないかなと思いながら何人かに声をかけてみたものの。




沢山の人が来てくれて。
家具屋が大勢、仲間たちが。
いつもの同期の仲間は、学生時代からもう15年間も一緒に、家具屋ならではの苦楽を共有して。
後輩たちや、取引先の方々も。
朝の4時まではさすがにきつかったけど、とても楽しく。
経理と事務をしてくれている妻も、うちの子供たちも、パートさんや仲間の子供たちも。
スタッフの相方たちも。

なにもかも一生懸命、毎日、充実。





2015年9月23日水曜日

作業順調

最近は大型の仕事に挑戦していて。

近郊のコントラクト。ロッカーを60台。
2連になったから30台とも言えるけど。
全ての部材は基本的に60の倍数だけある。
扉は240枚、引き出しは300杯、、、。

かつては嫌った数ものだけど。
工場のレベルアップのため、訓練のためにも必要だと強く感じる様に。
単品の特注ばかりだと一つ一つの作業が散漫でも目立たないが、数をこなせば一つの作業をしっかりと分解して考察できる。
一つの作業に5分多く時間がかかればその60倍、5時間も多く掛かってしまう。
その逆にある作業の移動や治具の工夫で一つあたり2分でも縮める事ができれば2時間もの短縮になる。
理想としては一日わずか8時間しかない作業時間だから、あっという間に一日の遅延にも短縮にも転じる。

僕が就職当初、ホテル家具の製作が中心の会社だったから単調な作業ばかり。数ものだから当然手分けして製作するから、先輩がたからの指示だけでの作業でただただ苦痛だった。
同期の仲間はどんどん図面をもらって特注をこなしているのにと焦ったものだが。








決定図の遅れと納期圧縮で緊張感もあったが、張りつめた作業で順調に推移して。
無事に一次出荷を終えて、ほっと一息。




シルバーウィーク、なんていっても出勤。
朝一番の出荷後、解散を指示しても自分のものづくりをしたいと残って。








東京から採用希望の学生も、研修に。
旭川の出身だが、高卒から関東に。

年は若くはないけど。
今年、多くの学生が道内や本州から来てくれる事はとても有り難い。

家具屋は、沢山ある。
いろいろ研究しているであろう学生の目に、我々の活動に魅力を感じてもらっている事は嬉しい事だ。
気持ちのある未来豊かな学生に支持されるという事は、自分達の会社の未来にも可能性を見いだせる。







2015年9月12日土曜日

邁進

充実した日々、確実に成長して。


9月からパートの女性が一名増えて6名体制に。
男性3名、女性3名の所帯。










そして富山から就職試験も兼ねた研修に、学生が。




学生も含めて、なんだか賑やかになった工場。
操業以来、最大規模の資材入荷もどんどん作業は進む。





そして、フォークリフトも。うちの倉庫に保管で自由に使っていいとの事、なんと有り難い。

ずっと精一杯やってきたからか、周りの方々からの応援を沢山頂く。

仕事を任せて頂いている会社からは機械を貸して頂いて、作業まで手伝って頂いた。



加速している。
出来なかった事がどんどん出来る様になって、それに合わせて大きな仕事も任せて頂ける様になって。
そして半分夢のような話だった事も、だんだん現実的になってきた。


とはいえ忙しさは極めてきていて、僕自身の仕事の仕方をいよいよ変えていかなくてはいけない段階に。


お問い合わせやお見積りの返信が遅れがちな状況でご迷惑をお掛しています。
早めの返答を心がけていますが、遅くまで工場での作業の後では、一日にそんなに多くのお問い合わせやお見積にお返事を出来ずに居ます。
毎日数件を順番にお応えしていますので、どうぞお気長にお待ち下さい。

よろしくお願い致します。



2015年8月31日月曜日

看板

工場に、とうとうサインを入れて。





東神楽の物件の時に知り合った看板屋さんが提案に通ってくれて。
サンプル見ながら、見積見ながら、、、。



思えば、6年目にしてようやく看板を掲げた。
独立時は、出先でパソコンから藁半紙に刷った屋号を切って、梱包用の透明テープで入り口に貼っただけ。それが思いのほかもって、2年半ほどはそのままで。

こっちの工場に引っ越してからはしばらくサインも無く。
大家さんからからは、昼間に近辺をうろうろしてる人はだいたいお前のところにようのある人だから、俺が声掛けて案内してるんだぞと。
業界の先輩方からも、看板くらい出せやと怒られ続けて。

とは言えお仕事は絶え間なく頂いてたし、何より看板の見積が重くて。


それが、とうとう。
看板のためには下地から、ってことで初夏に猛烈な暑さの中、足場を借りて自分達で壁を白く塗って。
苦労して苦労して工場や事務所を良くしていって、そして看板も。

何だか嬉しくって、何となく眺めてしまう。

これで、来社される方も迷わずに来れるかな。



2015年8月21日金曜日

スタッフ募集

スタッフは継続して募集中。

軽作業をお願いするパートの募集は現在求人情報誌に掲載中。

そして正規職人スタッフも募集中。
経験者の方を強く求めます。

秋から冬に掛けて、仕事が増える見込み。最近受けきれなくてお断りしてしまう仕事も引き受けたいので経験者を待望する。

自分達でデザインもし、無垢材を使って椅子やテーブルの製作も。
仕事の中心はハウスメーカーや設計事務所、同業のメーカーからの依頼で住宅装備品から店舗什器まで。
無垢、突き板、ポリメラまで幅広く扱い、基本的に一人で製作を担当します。
車で20分の空港からは東京まで飛行機でわずか90分程度、自然豊かで住環境の良い旭川。
外は寒くても雪は美しく、室内は高気密なので暖かくむしろ薄着で過ごせる快適さ。
旭川に渡って共に家具製作をしませんか?

新規卒業生は来年春に採用予定。
見学や職場体験の希望も数名のエントリーが。
本州からの問い合わせもあり、嬉しい限り。
希望の方はお早めにアプローチを。



今年はお盆休みもとって。
家族とゆっくり、平和な休みを。

あっという間に夏は過ぎ去り、秋が近づいて。
朝はもう15度程度しかない。

どんどん進んでいきたい。


2015年7月29日水曜日

視察旅行

先週、視察のため上京。取引先の訪問も。

同じ旭川のメーカーの経営者の方と。
業容をどんどん大きくしていて最新鋭の機械も導入していて、それなのに全く威張った素振りも無い方。最近から親しくさせて頂いているのだが、大変影響を受けている。


久しぶりにショップ巡りもして、販売前線の雰囲気も感じて。
正直に旭川のメーカーで勉強させて下さいとお願いするのだが、皆さま暖かく迎えて頂いて。
華やかに見える販売現場、しかし大変な努力もうかがえる。


そして、世に鳴らしている特注工場にも訪問。
工場は、いたって普通の特注工場だが、しかし受注力が半端ではない。
恐ろしくなるようなスケールの仕事を、慣れた感じで。


どちらも、家具屋としてやりがいのある事。
自社ブランドを展開して製造小売りか。

ある意味黒子に徹して特注家具、それも巨大コントラクトまで受けるようになるか。

または、その両方か。


なんだか頭が弾けそうなくらい、思考が渦巻いて。


それにして、東京は暑いな。
ところが帰ってみると旭川も暑い事にうんざりする。

とはいえ、せっかくの夏だから、暑さを楽しまないとね。


2015年7月17日金曜日

機械

ほぞ取り盤を頂いた。













念願だったほぞ取り盤。

前に一度入手したのは、精度が全然でなくて。
紆余曲折あって、その時は返却。

それが、いよいよ。



結構古い機械だと思う。
昭和40年代じゃないかと勝手に推測。
マイナスねじ付いてるし、ありうるなと。

仕組みも初めて見るもの。
一つのモーターで3つの軸を回す。
下軸は完全固定。
上軸は偏心運動でほぞの厚みを調整する。
そして定盤の上下でほぞの胴付きを調整。

なるほど、切削量の多い軸を少しでもしっかり固定しようという考えか。
どうせ動かす定盤を可動、だから角度まで調整出来る様にしたのか。

なんだか、精度が出そうな予感。
はやく電源に繋いで動かしたい。


ありがとう、東海大。
大事に使って、沢山の製品を世に出したい。

2015年7月9日木曜日

これからのため

事務所にmacがもう一台増えて。



妻が事務所に入ってくれたので、パソコンも一台追加。
なんだか立派な事務所、まだまだ整備を進めるけれど。


さて、展示会後、ずっと忙しくしていて、あっという間に10日も過ぎて。

お話を頂いた多くの方々に、ご連絡が遅れていて申し訳も無く。

もはや今年も後半戦、大事に過ごさなくては。

2015年7月2日木曜日

産地

今日、家具組合の意見交換会。
家具センターのリニューアル、大きな費用。

出席者全員から意見を。
もちろんいろいろあるけれど。

当然ながら推進派の僕だけど。


心が震えるような言葉もあり、静かに感動も。


産地の未来に深く関わる事。
先輩方が次の世代を意識してくれていることを感じる。

心に火がつくような感覚。


また、旭川を世界一の産地に、とは僕も本気で思う事。


「旭川家具」への思いが一層強まった気がする。

2015年6月29日月曜日

ありがとうございました

2015年、ASAHIKAWA DESIGN WEEKが終了しました。

北海道内、そして全国からお越しのみなさま、本当にありがとうございました。












そして工場は。












今回は事務所、工場の大規模な手入れもあって新作を製作できずに。

そのため、家具センターのブースは展示方法を工夫して自己表現をしながら、お客さまにも楽しんでもらえるよな展示にしようと。

知恵を絞って考えて、グラフィックデザイナーにも協力してもらって精一杯の展示に。
普段の仕事もあって大変だけど、北海道内や全国からお客さんが来てくれるのだ。出来る限りの事をして迎えたい。

と同時に、旭川家具の他の仲間達にもアピールしたい。
新作を製作できない程の弱小メーカーでも、楽しく一生懸命やって、目を引く展示が出来るという事を。

旭川の家具センターが、もっともっと刺激的になればいいな。

旭川の展示会に、世界中から人が集まって。ものづくりを志す若者が沢山旭川に来て。
刺激的なものづくりの街に、最高に楽しいものづくりを。



そして展示会は。
今月から入社した僕の妻もブースに立って。

そして沢山の方々にブースに入ってもらい、興味を持って頂いた。
大変な盛況だったと思う。

身の丈以上の工場で、人数を増やしながら造作などの特注をこなしながら自分達でデザインをして発表をしていることを、多くの方々に応援して頂いた。

行政や同業者も多くブースを訪ねてくれて。

また、スタッフ募集も告知していたが、東京など本州や札幌などから若者数名の問い合わせがあった。
こちらもとても嬉しい。



わずか数日間で、あまりにも多くの方々とお会いしたため若干頭が混乱している。
なにより実は随分人見知りだから、精神的な疲労も相当。

達成感とともに、これから展示会で頂いたお話にしっかりと応えていきたい。



2015年6月23日火曜日

ASAHIKAWA DESIGN WEEK

あすからASAHIKAWA DESIGN WEEKが開催されます。

http://www.asahikawa-kagu.or.jp/adw/index.html


沢山の方々のご来場をお待ちしています。




2015年6月22日月曜日

法人化しました

事務所の造作は遅々としながらも、確実に進めてはいて。























MDFをレーザーで抜いたサイン。




ブログでのご報告をしていなかったようです。

6月3日に個人事業のgauzy calm worksを法人化し、「株式会社ガージーカームワークス」を設立しました。

独立が2010年。5年間は、一人の職人だった僕にとって経営者として、営業や設計、デザインを学ぶ期間と思っていました。

そして6年目、いよいよ会社設立となりました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。



2015年6月15日月曜日

ペンキペンキペンキ

ペンキ塗りの日々を。


なかなか細かく記録写真を撮れないけど。





工場二階。
あの、壮絶な状態だった二階。物を外に搬出して。

床を二回塗り。
1缶10000円以上もするのに、どんどん空いていく。

そして壁も。
内壁だけは水性を使用、やはり身体が楽。
しかしコンクリートブロックを隠蔽するのは大変で、なんと3回塗り。
手にはマメ。






そして、大きな決意をして外壁も。
他は諦めて、とにかくこの一面を。
工場内に階段がついて、その方向的な事も考えて、今後はメインエントランスをこちら側にする事に。

足場を組んで、天気予報を気にしながら、普段の仕事の納期を気にしながら。



















もう、出来るだけ正面から見えるところは塗りつぶしてやろうと。
うちで借りていない大家さん使用部分も塗って。

これでようやく、看板を検討できる。
独立後、もう6年目なのにまだ看板を出していない。




さて、この一連のペンキ塗り、何缶塗ったか分からない。
片付けや、一部解体も。
そういえば、一回の工場の壁面収納棚を作ったし、その後階段を発注して。

二階は新規に電気工事を発注して照明を。

昨年は二階事務所の区画工事を頑張ったけど。
今年になって工場に掛けたお金と時間は莫大。

ずっと忙しい日々で。
でも、今やらないと。来年はもっと、再来年はもっともっと忙しくなる。

お客さんにも、きっと伝わるはず。
工場を少しでもきれいにして、気持ちよく仕事をして良い製品を届けようと、本気なことを。



今月24日から28日まで、旭川で大きな展示会が開催されます。
イメージを一新して、「Asahikawa Design Week」と銘打って。

http://www.asahikawa-kagu.or.jp/adw/


大変申し訳ありませんが、gauzy calm worksは新作はありません。
ただ、展示会には少しでも良くしてとの想いで取り組んだ工場、この工場が新作のようなもの、ぜひ皆さまに見て頂きたいと思います!