小さな家具達を。
まだ塗装していない、新聞ラックとナイトテーブル。
とても細身なフレーミングで。
小家具は手軽で形になるのも早いし楽しい。
経営からすると、デザインからやっても金額がいかないので儲からない仕事ではあるのだが。
形にしてしまえば、作り手からすれば大したことないが、ここまで設計するのに脳ミソにかけた負荷は相当なもの。
いくつもの設計案件が絶えず頭の中を漂い、思い煩う。
お客さんの要望にこたえながら、アウトラインを策定し。
予算や製作時間を考慮すると、簡単にこなしたくなってしまうのだが。
だけど、自分の嫌な家具は作りたくない。
また、せっかく製作する機会を頂いたのに、簡単にお金に換金して終わりにしたくない。
全体の大きさを考えながら、部材一本一本の厚みと幅を決めていく。
太い方がどう考えても作り手としては無難だけど。
やっぱり細くしてしまうのは、学生のころから一番好きな名作椅子がスーパーレジェーラだからか。
とはいえ、独立当時からは考えられない程の注文を頂いていて、途方に暮れそうなほどの過密スケジュール。
楽しんでばかりもいられないので、全速力で製作を。
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