良い季節

気温２５度。気持ちが良い。

南北に解放できるので、風も良く通って。

 

 

外と繋がって。

 

 

気持ち良く、ものづくりを続けたい。

プッシュオープンのキャビネット

プッシュオープンのキャビネット。

引き手無し、前板を押すと引き出しだ押し出される。

木目を分割して、化粧面が影と共に美しく回る。
些細だけど、シンプルなフォルムに表情を与える。

良く見ると繊細な仕事を。

細部に心を込めて、作り手の気持ちを感じてもらいたい。
工業化が進んで、感情の無いものが溢れていて。

気持ちを感じるものとの生活は、豊かな暮らしに繋がると信じて。

オープンシェルフ付きキャビネット

オープンシェルフを載せたキャビネット。

玄関先のコンソールも。

打ち合わせにご自宅まで伺い、場所を見ながらご要望をお聞きして。


オープンのシェルフは部屋に圧迫感を出さない。
背板を入れずに壁が見えるという事は効果的だ。


雪の中打ち合わせに伺った記憶があるが、いつの間にか春に。







春と言えば。

今年は異常に寒くて、ようやく桜が。
咲いたと思ったらもう葉が混じって。

本当に天気の悪い日が続いていて、太陽が出たらうれしくなって工場そばの公園にみんなでお弁当持って。
ノンアルコールビール買って。

でも公園に着いた途端に太陽陰って風が出て。

小家具

小さな家具達を。

まだ塗装していない、新聞ラックとナイトテーブル。

とても細身なフレーミングで。


小家具は手軽で形になるのも早いし楽しい。
経営からすると、デザインからやっても金額がいかないので儲からない仕事ではあるのだが。

形にしてしまえば、作り手からすれば大したことないが、ここまで設計するのに脳ミソにかけた負荷は相当なもの。
いくつもの設計案件が絶えず頭の中を漂い、思い煩う。


お客さんの要望にこたえながら、アウトラインを策定し。
予算や製作時間を考慮すると、簡単にこなしたくなってしまうのだが。

だけど、自分の嫌な家具は作りたくない。
また、せっかく製作する機会を頂いたのに、簡単にお金に換金して終わりにしたくない。

全体の大きさを考えながら、部材一本一本の厚みと幅を決めていく。
太い方がどう考えても作り手としては無難だけど。

やっぱり細くしてしまうのは、学生のころから一番好きな名作椅子がスーパーレジェーラだからか。

とはいえ、独立当時からは考えられない程の注文を頂いていて、途方に暮れそうなほどの過密スケジュール。
楽しんでばかりもいられないので、全速力で製作を。

引き戸

もうずいぶん経ってしまったけど。

引き戸のキャビネット。


引き戸用の真鍮の引き手も特注して。

引き戸のレールも真鍮製。

一番右は扉。そのナイフヒンジも真鍮製。

いずれも全て特注で製作してもらった。


前板のツキ板も、杢をランダムで張ってもらい。


相当な時間を設計に投入した自信作。
６月の展示会でサンプルを製作して展示したかったが、時間が無くてどうやら難しい。



作りたいものが沢山、全部作りたい。

寒い日々

連休だけど、寒い北海道。
雪降ったり、最高気温が一ケタだったり、、、。


そして喘息が再び。

胸が苦しいのでいつもの病院へ。

また喘息だね。家具屋さんなら、埃はしょうがないし、ダラダラと薬で抑えるしかないよね。


ということで今回は二カ月分を。



作業は進めて。

ベッドのヘッドボード。
ベッドなんて、アウトラインはすぐに決まるけど、こういう詳細設計に悩みまくる。
３ミリの面で、２ミリ出して、だけど幕板は逆に２,５ミリ下がってるから、、、。

それがビシッと決まる快感。本当に楽しい家具作り。

こちらは塗装待ち。キャビネットに載せて。

塗装がオイルの３回塗りだから、とにかく塗装に時間と労力が。



本当に有難く、嬉しい事に製作の依頼が沢山。
どの仕事も取りかかるのが楽しみで。新たに挑戦するものも多数ありワクワクと。

新人の日下くんも毎日頑張ってくれて。
一緒にモノづくりをする仲間がそばにいる事はやっぱり楽しい。
もちろん失敗したり、思うように進まないことは当然だけど。