8月11日(金)から15日(火)まで夏季休業いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日。
毎年のこととは言え、夏は受注が落ち込む。
在庫の製作や工場の備品の製作、レイアウト変更や片付けなどやることはいっぱいあるのだけど。
今のうちに、と思い立って再び平日に工場を閉鎖して石狩、札幌、栗山、岩見沢と見学ツアーに。
インターンシップの学生もいれて8名、まだ車一台で出かけられるとレンタカーを借りて小さな修学旅行に。
規模の大きいソファ工場の見学と一人でやっている仲間の工房。
札幌の取引先のキッチンメーカーのショールーム。
椅子に特色を持った特注メーカー。
そして最後に、夫婦二人の仲間の工房。
初めて伺ったメーカー2社。
数日前にアポを取ったとはいえ、突然大勢で見学に押しかけたのにとても暖かく迎えていただいた。
窓口となって案内していただいた方はもちろん、工場で作業している方まで暖かく。
一般的に、案内してくれる方は普段からフロントに立つ人なのでそれなりに愛想も良いことが多いのだが、工場の人が無愛想で挨拶をしてくれなかったり、死んだ目をしていたりという工場は、意外と多いもの。
それが、フロントの方の親身な人がらが感じられて、そして工場の方々も暖かい雰囲気で迎えてくれる工場は、もうそれだけで素敵に感じてしまう。
会話を交わしてもいないのに、車に乗り込んだら工場の出口まで来て見送っていただいたり。
そんなところにも感動をして、だからうちの工場に誰かが来た時は暖かく迎えたいと思う。
仲間の工房も。
楽ではないだろうけど、それでも笑顔でユーモアがあって、そして実際に作っているものがとても綺麗に仕上がっていて。
本人の見た目とは裏腹に、優しく丁寧に仕上げられた椅子。
出荷前の製品を見て、触って。
間違いなく作り手の心意気、ものづくりへの愛情を感じる。
もう一つの、夫婦の工房。
久しぶりに立ち寄った工房は、外壁から屋根までしっかりと補修がされていて。
それなりの経費がかかったことは間違いなく。仕事のために車も替えて。
そして展示のために当初の住居を撤去して工事中。
夫婦二人でやれる業務を想像すると、もう過剰投資というくらいつぎ込んでいると思う。
もう泣けるくらいの情熱。
工房の近くの居酒屋を予約もしてくれて、楽しく食事もできて。
同業の仲間は、圧倒的に母校の同窓が多い。
彼らの頑張りは僕にとって大きな刺激で、原動力にもなっている。
このような全社をあげての研修も、一台の車に乗り切れる今くらいの規模までが限界かもしれない。