五輪の予選は、2級技能士の検定試験と同じ内容。
6月のかなり忙しい時に、4時間残業の後から深夜まで練習を。
そして初めてやった通し練習の課題を、どれどれと見て愕然。
こいつは手加工は本当に上手いなと。
いよいよ予選本番の時には、もう彼は2級に受かるかどうかという次元ではなく全体で1番を取れるかどうかというレベルだと確信。
本人は少し失敗したと落ち込んでいてたが、結果は見事に予選突破。
まずは一安心。
そして今度は経営者にとっても挑戦が始まる。
選手を出場させるために、会社が支えなくてはいけない。
パートを除けば工場の主力メンバーはわずかに3名。
そのうちの1名が、大会の一ヶ月少し前から練習に入り、日々の業務の戦力としては除外視しなくてはならない。
そして大会はほぼ丸々1週間の遠征。
経済面と1名抜ける生産の穴を、皆で支えなくてはならない。
そしてそれは、僕が入社当時に会社にしてもらった事。
この15年で、確かに世代は変わってきたのだなと実感する。
さて、10月末の安藤くんの技能五輪、11月頭の東京ビッグサイトで開催のIFFT。
gauzy calm worksにとって大きな挑戦が続き、秋から年末、年度末と怒涛の繁忙が予想される。会社を運営するためにも業者さまからの製作依頼をバンバンこなしていくので、日々物件ものも含めて見積もりと図面の精査、製作方法の検討、資材の発注、そして工場に降りての製作と多忙を極めることに。
そのためどうしても、頭をフラットにして新しいことを考える新規提案の仕事が全然進まないジレンマが。
提案をお待ち頂くお客さまにはご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
精一杯すべてのことに取り組み、改善に努めております。
夜にカッターで指をちょん切って3針ほど縫った安藤くん。
翌日からも気合いで通常通りの業務をこなして。