近郊のコントラクト。ロッカーを60台。
2連になったから30台とも言えるけど。
全ての部材は基本的に60の倍数だけある。
扉は240枚、引き出しは300杯、、、。
かつては嫌った数ものだけど。
工場のレベルアップのため、訓練のためにも必要だと強く感じる様に。
単品の特注ばかりだと一つ一つの作業が散漫でも目立たないが、数をこなせば一つの作業をしっかりと分解して考察できる。
一つの作業に5分多く時間がかかればその60倍、5時間も多く掛かってしまう。
その逆にある作業の移動や治具の工夫で一つあたり2分でも縮める事ができれば2時間もの短縮になる。
理想としては一日わずか8時間しかない作業時間だから、あっという間に一日の遅延にも短縮にも転じる。
僕が就職当初、ホテル家具の製作が中心の会社だったから単調な作業ばかり。数ものだから当然手分けして製作するから、先輩がたからの指示だけでの作業でただただ苦痛だった。
同期の仲間はどんどん図面をもらって特注をこなしているのにと焦ったものだが。
決定図の遅れと納期圧縮で緊張感もあったが、張りつめた作業で順調に推移して。
無事に一次出荷を終えて、ほっと一息。
シルバーウィーク、なんていっても出勤。
朝一番の出荷後、解散を指示しても自分のものづくりをしたいと残って。
東京から採用希望の学生も、研修に。
旭川の出身だが、高卒から関東に。
年は若くはないけど。
今年、多くの学生が道内や本州から来てくれる事はとても有り難い。
家具屋は、沢山ある。
いろいろ研究しているであろう学生の目に、我々の活動に魅力を感じてもらっている事は嬉しい事だ。
気持ちのある未来豊かな学生に支持されるという事は、自分達の会社の未来にも可能性を見いだせる。