2013年が、終わろうとしています。
全速力で走った一年、そして念願だったスタッフも採用できて。
売り上げはまさに前年の倍に。本当に忙しくて、有り難いばかりだった。
昨年は工場の引っ越しがあって、家賃も倍になり、本当に不安だった。
そして今年は、Bacanaとの併合で工場シェア体制を解消、Bacana原弘治を工場長として招き入れることに。
これで家賃はさらに倍に、支払い給与は倍以上になるので、不安は去年どころではないけれど。
だけど優秀な作り手が工場を守ってくれるので、僕はどんどん外に出て行ける。工場は身分に合わない程大きいし、隣を倉庫として借りているし、生産能力は相当だ。
とても大きな可能性を持っていると思う。
僕がどんなに仕事を獲得しても、工場は作ってくれるだろう。もちろん僕も工場で製作をするけれど。
春から加入した日下は、本当に素晴らしい人材だった。
まじめで堅実、コツコツと辛抱しながら努力を積み重ねる事ができる。
人柄もまた良くて、今年一年僕を支えてくれた。
そして今年もお客さまに恵まれた。
とても幸せな一年でした。
さて来年。
莫大な労力を投入してホームページを刷新した。
2月、3月に展示会も。
来年はもっと早く走ることになりそうだ。
みなさま、今年一年間本当にありがとうございました。
2013年12月30日月曜日
2013年12月27日金曜日
IFDA試作参加
もはや年末。
来年の展示会準備もあって猛烈な忙しさと資金難に喘ぎながらも。
来年はIFDA 国際家具デザインフェア旭川の年。苦難の年である。
実は今回は応募も出来ずに情けなくも棄権した僕だけど。
旭川の志ある作り手たちにとっては、しかしこれからが勝負なのだ。
応募総数で900点弱あったのだろうか、一次審査を通過した30数点の作品。
一次審査は平面での審査だが、二次は実物審査。自分で製作できないデザイナーは、その試作を旭川のメーカーが肩代わりするという仕組みなのだ。
先日がその試作検討会、家具組合加盟企業で意欲のある10数社が参加。
わずか10数社とも言える。全て10名以上の規模の会社である。
わずか3名の企業なんてうちだけである。ちなみに前回は組合にも入っていないし、まだ一人だった。
試作にはいちおう予算はつくのだが。
20万程度では話にならない。
審査通過作品で簡単なものなんて無いし、展示会では業界人にじっくり隅々まで見られるし、下手な物を作ったら旭川家具をおとしめる事になる。
検討会は、なんとも言えない空気ではある。
まず一通り試作依頼のあった作品の説明が。
新しい作品が映し出されるたびに歓声とも呻き声ともが漏れる。
それは自分も同じ事。
挑戦したい気はもちろんあるが、待ち受ける困難は想像するまでもなく、その直接的な対価は得られない。
吐き気がする。やってはみたいが、食っていけるのか。
いよいよ選定。というよりは早い者勝ち的な発想。
残ったやつはヤバいと思いながら、声が出ない。
かと言ってどうせやるなら難しいものをとも思うし。
いや、無理だろ、気配を消そう。
という時に、「これ木村君どう??」
「手ぶらで帰らせてください」
案の定ブーイング。
「○○番やらせてください!」
ということで、結局担当することに。
悲痛な会議ではある。
どの会社も、本当に大変なのだ。余裕のある家具屋なんてどこにも無いのだから。
それも、作れるか分からないものを作るのだ。
押し付け合い的なところは確かにある。
でもみんな会議に来ているのだ。
どう考えたって大変な作品群を前に、しかし皆の顔は笑顔でもある。
そして今回特に思ったのは、各メーカーが担当するでろう若いスタッフを連れて来ている事だ。
そして誇らしい事の一つは、やはり僕の古巣は挑戦する事だ。
経験した事があるような椅子にはあえて名乗りを上げず、違うものに挑戦する。
そしてもしもやり手がいなければ、やってもいいよという姿勢。
苦しい事嫌な事は沢山あったが、しかし良いところで経験させてもらえたと思える。
各社事情はあると思うが、会議に来ない会社は逃げたことと同じだ。
わずか2、3人のうちでもやろうというのに、残念に、寂しく思う。
そのぶん、共に挑戦する他の会社には本当に敬意を抱く。
さあ、何にしても。
わずか数ヶ月の後には、あのリストの作品が形になって並ぶのだ。
現場ではまさに苦難と試練が続くだろう。
おそらく各社に散らばる仲間たち、友人知人も多くが関わる事になるはずだ。
僕の担当するものも容易ではない。
何だか毎年そうだけど、来年も挑戦の年になる。
来年の展示会準備もあって猛烈な忙しさと資金難に喘ぎながらも。
来年はIFDA 国際家具デザインフェア旭川の年。苦難の年である。
実は今回は応募も出来ずに情けなくも棄権した僕だけど。
旭川の志ある作り手たちにとっては、しかしこれからが勝負なのだ。
応募総数で900点弱あったのだろうか、一次審査を通過した30数点の作品。
一次審査は平面での審査だが、二次は実物審査。自分で製作できないデザイナーは、その試作を旭川のメーカーが肩代わりするという仕組みなのだ。
先日がその試作検討会、家具組合加盟企業で意欲のある10数社が参加。
わずか10数社とも言える。全て10名以上の規模の会社である。
わずか3名の企業なんてうちだけである。ちなみに前回は組合にも入っていないし、まだ一人だった。
試作にはいちおう予算はつくのだが。
20万程度では話にならない。
審査通過作品で簡単なものなんて無いし、展示会では業界人にじっくり隅々まで見られるし、下手な物を作ったら旭川家具をおとしめる事になる。
検討会は、なんとも言えない空気ではある。
まず一通り試作依頼のあった作品の説明が。
新しい作品が映し出されるたびに歓声とも呻き声ともが漏れる。
それは自分も同じ事。
挑戦したい気はもちろんあるが、待ち受ける困難は想像するまでもなく、その直接的な対価は得られない。
吐き気がする。やってはみたいが、食っていけるのか。
いよいよ選定。というよりは早い者勝ち的な発想。
残ったやつはヤバいと思いながら、声が出ない。
かと言ってどうせやるなら難しいものをとも思うし。
いや、無理だろ、気配を消そう。
という時に、「これ木村君どう??」
「手ぶらで帰らせてください」
案の定ブーイング。
「○○番やらせてください!」
ということで、結局担当することに。
悲痛な会議ではある。
どの会社も、本当に大変なのだ。余裕のある家具屋なんてどこにも無いのだから。
それも、作れるか分からないものを作るのだ。
押し付け合い的なところは確かにある。
でもみんな会議に来ているのだ。
どう考えたって大変な作品群を前に、しかし皆の顔は笑顔でもある。
そして今回特に思ったのは、各メーカーが担当するでろう若いスタッフを連れて来ている事だ。
そして誇らしい事の一つは、やはり僕の古巣は挑戦する事だ。
経験した事があるような椅子にはあえて名乗りを上げず、違うものに挑戦する。
そしてもしもやり手がいなければ、やってもいいよという姿勢。
苦しい事嫌な事は沢山あったが、しかし良いところで経験させてもらえたと思える。
各社事情はあると思うが、会議に来ない会社は逃げたことと同じだ。
わずか2、3人のうちでもやろうというのに、残念に、寂しく思う。
そのぶん、共に挑戦する他の会社には本当に敬意を抱く。
さあ、何にしても。
わずか数ヶ月の後には、あのリストの作品が形になって並ぶのだ。
現場ではまさに苦難と試練が続くだろう。
おそらく各社に散らばる仲間たち、友人知人も多くが関わる事になるはずだ。
僕の担当するものも容易ではない。
何だか毎年そうだけど、来年も挑戦の年になる。
2013年12月14日土曜日
頭がいっぱい
本当に久しぶりに、ホームページを更新した。
履歴を見たらなんと、16ヶ月間更新無し。ほんのちょっとな感じだったけど、もうそんなに過ぎていたのだなと。
そう、パソコンの調子が悪くて。どうせならMacにしようと思って。
仕事が少し落ち着いてからなんて思ってて。
パソコンが変わるから、ホームページ作成ソフトも替えないとってなって。
やっとパソコンをMacに移行したら、またまたいろいろ分からない事だらけで。
そんなこんなで16ヶ月。
でも来年2月の茅ヶ崎での個展までにホームページを再構築しなければ。
先週大きく体調を崩した事もあって、もう僕はしばらく事務作業を。
考える事、分からない事たくさん。
何にも進まないのに、日々はどんどん過ぎて。
がんばろう。
履歴を見たらなんと、16ヶ月間更新無し。ほんのちょっとな感じだったけど、もうそんなに過ぎていたのだなと。
そう、パソコンの調子が悪くて。どうせならMacにしようと思って。
仕事が少し落ち着いてからなんて思ってて。
パソコンが変わるから、ホームページ作成ソフトも替えないとってなって。
やっとパソコンをMacに移行したら、またまたいろいろ分からない事だらけで。
そんなこんなで16ヶ月。
でも来年2月の茅ヶ崎での個展までにホームページを再構築しなければ。
先週大きく体調を崩した事もあって、もう僕はしばらく事務作業を。
考える事、分からない事たくさん。
何にも進まないのに、日々はどんどん過ぎて。
がんばろう。
2013年12月9日月曜日
Dal Cuore AVボード
なぜかまだアップしていなかった製品が。
しかもずいぶん気に入っている製品なのに。
ハイエンドシリーズDal CuoreのAVボード。
配線をしやすくするため、軽快感を出すために背板を無くし。
引き手は特注で製作してもらっているオリジナルの真鍮金具。
本体は全て無垢材、片側から天板、反対の側まで木目が通っている。
引き戸はとても繊細に納めているため、無垢では伸縮が心配なのでツキ板張り(厚単板)。閉めるとやはり木目は通っている。
アジャスターも真鍮。
面の取り方や引き戸の納まりは非常に繊細。
シンプルな形状だが。手間と神経を使う。
類似の製品は多いけど。
簡単に作るためのシンプルが多い。
シンプルで複雑、かっちり作る。僕の好みだ。
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